1990年代、社会や政治を変化させる手段として強力な暗号技術の広範囲な利用を推進する活動家であるサイファーパンクが加速していた時期に
暗号通貨0.0とも言える商取引用電子通貨[Ecash]が誕生しました。
[Ecash]は暗号学者のデビッド・ショームにより
消費者がオンラインでモノを買ったときに、買った人の身元が売る側に知られてないようにして、完全にプライバシーを保護するため匿名性を持たせるようにしようということで考案されました。
目的の実現のためデビッド・ショームは1990年にデジキャッシュ社を設立。
その後、銀行や政府がオンラインで行われた個人支払いを追跡できないような暗号プロトコルのシステムを構築することを提案しました。
ドイツの Deutsche Bankなどが採用を検討する段階まで
話を進めることができたものの、オンライン・ショッピングではEcashよりもクレジットカードによる支払いのほうが需要が高かったため、デジキャシュ社の存在意義はどんどんなくなり、人員削減するも効果はなく1998年に破産申請することとなりました。
デビッド・ショームはこのことを「Webが成長するにつれて、ユーザーの洗練されたレベルが低下しました。彼らにプライバシーの重要性を説明することは困難でした」と語っています。
ビットコインができる前から
暗号技術を使った通貨的なものを作ろうという構想はあったのは
素直にすごいなぁ~と思います。
Ecash以外にもサトシナカモトがビットコインつくる以前から存在していた暗号技術を使った通貨的な物はあるので機会があれば紹介しますよ(*‘ω‘ *)