果実不在
母胎のなかから嫉妬しておやすみ の 声 たえまなく焼却しても また ひとつ邪悪な存在 思い知る
重い足どり つきささりつぶれた あなたに分かるよう遠い足音 からみあいたしかに感じた 退屈に
不安はないから 浮かぶからはずかしくても 大丈夫あなたのまちがい 繰り返さない
いますぐ 消えてしまいたい息をとめれば削除されどこにもいない 愛すべき人