外来種
チョークの輪のなか 生息し日ざかり ワイン ふりかかり悪いことだと知りながらガラスのかげりに ひざまずく
種は はじけて あふれそう理想のこたえ 飲みほして指紋は 清潔 正反対おしえることなどできません
音符 たたえた 真空にこごえる わたし 忘れたい嫌悪のかたまり 存在 そのもの
うなずいたから 排除され怒られないかと ふるえる 日しずかに 消える 簡単だから