2019/1/29のAMAの議事録です。基本的には音声の書き起こしがベースとなっていますが、それだけでは理解しづらい部分には一部補足しています。事前にいただいていたご質問を中心にご紹介をしており、AMA中に投げていただいた質問については割愛させていただいている場合もございます。
また、リアルタイムに対応している都合上、拾い切れていない場面や質問と違う回答が返ってきている場合もあるかと思います。その場合はぜひ公式Discord内のプロダクトフィードバックでいつでもご質問ください。
以下、質問への回答です。(※投票数は2019/1/28時点)
安:3人とも見解は同じなので代表して回答します。依然、Cryptopiaから公式発表も問い合わせに対する返信もないため、対応できていない。ウォレット内でトークンのやり取りが発生していることは確認できているので、他の取引所に移されるようなことがあったら即座に凍結してもらえるよう、各取引所と調整を進めています。
>追加質問:「盗まれた、という認識でよいのですか?」
安:公式発表がないのでまだ判断できませんが、そう仮定した場合の対応をシミュレーションしています。
石井:最悪の状態を想定し、問題を最小限にとどめられるよう最善を尽くします。
>追加質問「DEXでの取引は防御できない感じですかね?」
安:防御できない可能性の方が高いと思います。そもそもALISチームで把握していないDEXも存在しますし。
石井:あらゆる方向から考えられるすべての策を検討しています。スワップもその一つですが、確たることが言える状態ではありません。例えば、(スワップの)メリットはわかりやすいですが、デメリットは想定しづらい。知らなかった人はスワップできなかったり、また、期限を設けないのであれば、クラッカーもいつでも交換できてしまって無意味だったり。どの策もトレードオフが発生すると思っています。
安:ジョニーさんが挙げてくれたメリットがあることは理解しつつ、同時にデメリットもあるため、慎重に判断したいです。
安:その重要性については、我々も認識しているので、現状リスティングされている取引所にはALISトークンの取引が発覚したら凍結してもらえるよう方向で連絡をしています。また、ALISチーム内でも、取引所から連絡が届き次第、自動的に携帯電話で通知されるようなシステムを導入して情報をいち早く検知し、売り先として挙がった取引所に連絡・封鎖依頼をするなど、迅速に対応ができるような体制を敷いています。
安:最悪の事態を想定すると、影響範囲は少なくないと考えています。特にメディアなどに取り上げられた場合は、将来的にも影響は大きく、必要となる対応を探っていますが、まずは取引所との連携(トークンの動きをいち早く検知し、対応すること)を最優先します。
石井:補足ですが、我々の言及する「最悪の事態」は、まだ想定の段階です。Cryptopiaからの公式発表はなく、警察も結論を出すには早すぎる段階、という見解のみを公表しているので、「まだ何もわからない」が現状です。その上で、ALISチームとしてできることがあれば淡々を対応していきたいと考えています。
安:問い合わせをしたのですが、まだ返答がありません。察するに、大量の問い合わせが来ているため、個別対応まで手が回っていないのではないかと思っているところです。
安:交換業者でないと保有しているトークンの売買ができないのか?というご質問だと理解して回答します。まだ噂レベルでしかなく、金融庁からの公式見解ははまだない状況だと認識しています。ただ、自分たちが保有するトークンを取引所で売買すると「ライセンスなしでの取引」とみなされる可能性はあるかなと個人的には思います。
ちなみに、ALISチームとしては交換業のライセンス有無という視点ではなく、インサイダー取引のリスクを懸念している。株式会社の場合、従業員が株を簡単に売買できないのは一般的であるように、トークンも同じであるべきだと考えます。ICO以前からいる従業員はセカンダリーでの売買を禁止、ALISトークンを購入したい場合は運営の持分から購入し、3年以内は売買できない、となどルールを定めています。将来、国内の上場ができた場合は、このルールが変更になる可能性はありますが、現状はトークン売買の必要性もないと思います。
安:オープンβ版リリースから1ヶ月の動向として、新規ユーザー2000人強が登録してくれています。クローズドβ版の頃からのユーザーと比較すると執筆率やリテンション(再訪)率などは低いが、それでも他のプラットフォームと比較すると高いと言えると思います。また、新たな気づきではないのですが、新規ユーザーの方が「こんなにすぐにフィードバックが来るなんてすごい!」という声を頂いて、この点は改めてALISの強みとして再認識しました。
水澤:一般層への認知拡大の施策はもちろん検討しています。初期は、リファラル制度(ALIS既存ユーザーからの紹介)を考えています。その前提となるのが、リテンション(再訪)の担保です。これはエディタの改修やトークンボーナス機能など、ユーザーが長くALISを使い続けるための機能が揃った時点で現実的になると思うので、そのタイミングでリファラル制度を導入したいでうす。
あとは、個人的には、未だにマスメディアからのネガティブな情報発信が多いと思うので、もう少し受け入れてもらえるような業界の啓蒙活動(イベント登壇やメディアへの情報提供)も大事にしていきたいと思っています。世間の認知、という点で。
安:挙げてくださった企業と提携するかはさておき、ALISトークンを使いたいという企業とは一緒に何かをやりたいと思っています。例えば、ALISトークンを保有するユーザーに飲食店からアプローチしたり、割引に使ってもらったり。流動性のあるトークンを自社で作るのは大変なので、ALISトークンを活用していただければと、色々考えています。
>追加質問:以前言われていたユーザー数13万人目標は、いまも変更が無いでしょうか?変更がないとなると、いつくらいの時期に達成する予定でしょう?
水澤:正確にいうと変更あります。以前13万人目標とお伝えした際は、オープンβ版12の機能を2018年内にリリースすることを前提とし、13万人獲得に向けて施策を検討していました。現在は、機能の提供時期が変更になり、具体的な目標というよりも「機能面が充実→リテンションの担保→リファラル制度の導入→ユーザー数が13万人程度いれば、様々な検証に十分である」というステップとしてとらえています。
安:現状、未定です。なぜかというとDapps業者のウォレットに関する規制は見解が示されておらず、今の所対応する必要がないのが現状です。
>追加質問:k融庁の見解が出るまで、ウォレットの展開は難しいということですか?
安:パブリックとプライベートのやり取りはできますが、KYCやユーザーの資産の担保についてはまだ決まっていない、ので対応するかどうかも未定です。
安:新規ユーザーが入ってきた時の情報整理の観点でカテゴリを設定し直しました。他のブログサイトやSNSも参考にしています。
安:ボツになっていません。3点目の「ALISトークンの保有と時間の関係」については、ユーザーがALIS上でALISトークンを保有するメリットを作ることが目的でしたので、「トークン保有ボーナス」に形を変えて実装しようとしています。「ランク制度」「信頼ポイント」ついては、もう少しユーザー数が増えたタイミングで検討したいと思います。
安:今後も公開するかどうかについては未定です。
安:上場に関するお話はできないのが大前提なので、一般論になりますが、国内上場について正式な見解が公表されていません。よって「順調です」というプロジェクトがあったとしても、根拠がない。自主規制団体と近しい立場にいて「こうすれば上場に一歩近づくのでは?」という情報交換はあるとは思うが、これも公式見解ではありません。ただ、1点、金融庁から見たときに確実にアウトと判断される行為を避けるということは徹底しておいたほうが良いと思っています。ウォレットの規制についても金融庁の研究会の議事録に載っている以上の公式発表はありません。様々噂はありますが、決まった時点で対応するという方向性で考えています。
>追加質問:過去、金融庁がアウトだと思うことをやっていたとすると、よくないということでしょうか?
安:よくないですね。金融庁がアウトだと思うことには、[1] (のちに)蓋を開けたらアウト、[2]蓋を開けてみなくても当時からアウト、の2種類があると思っています。なので都度、金融庁と会話しているかどうかが重要であると思います。
安:ご質問の意図を教えていただけますか?追って回答させていただきます。
安:開発スピードは、基本落とさない前提です。例えば、外注業務は発生した場合は、新たに人を雇うことも視野に入れています。
石井:最近僕は、リサーチ業務をメインとしていて、開発チームは自立して動いてもらっています。なので、案件の依頼があった場合に、僕が一時的に対応すれば、開発チームの工数を割くこともないでしょう。
水澤:また、受託案件といっても、開発チーム以外の安や僕が対応する場合もあるので、開発者の工数を減らさないような受注の仕方を検討しています。
石井:全エンジニアが開発をしているわけではないです。例えば、僕はエンジニアですが、現在、開発ではなくリサーチに軸足を移しています。この業界は、技術の革新スピードが早いので、そのリサーチも重要な業務で、この専任がもう1名います。その他、開発チームの担当については、Githubもほぼ100%公開しているので誰が何をやっているかはご覧いただければと思います。"大量の"エンジニアは必要ないが、一緒に働きたいエンジニア募集しています。
過去の登壇実績などはこちら。今後の予定などはTwitterで発信していきますので、よろしければご覧ください。
安:回っています。
安:具体的な時期は明言できませんが、なるべく早くリリースできるように最優先で動いています。