ケニアのM-PESA(エムペサ)革命がスゴイ。仮想通貨と競合?

こんにちはうさぎのALISです。

ケニアのエムペサをざっくり解説&仮想通貨との競合・共存の可能性を考えます


◆目次

-ケニアの基本情報-
-M-PESA(エムペサ)とは?-
-エムペサが流行したわけ-
-エムペサのメリット-
-仮想通貨との競合・共存-
-補足-



-ケニアの基本情報-

出典:https://www.google.co.jp/maps/

ケニアというと、陸上やコーヒーのイメージが強いのですが、みなさんはどうでしょうか?まずは、ケニアの基本的な情報をまとめます。

▼この記事に関係する基本情報まとめ

・首都 ナイロビ
・人口 4,486万人(2014年 / 世銀)
・公用語 英語・スワヒリ語
・旧イギリス植民地
・銀行口座の保有率が低い
・農村部から都市部に出稼ぎに出る人が多い
・携帯電話の普及率が高い


-M-PESA(エムペサ)とは?-

出典:日経ビジネスONLINE

エムペサとは、携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)を利用した送金サービスです。Mはモバイル、PESAはスワヒリ語でお金を意味します。

LINE PAYのイメージと近いですが、額がケタ違いです。2014年時点でケニアのGDPの約25%がエムペサを利用した資金移動でした。(『エコノミスト』)。2018年現在は、GDPの40〜50%を占めると言われます(!)

エムペサは携帯電話会社のイギリスのボーダフォンの出資で、2007年から始まりました。ソフトバンクが買収したボーダフォン日本法人のボスです。


◆エムペサでできること

実は、エムペサは送金だけのサービスではありません。

いくつか例をあげます。とても便利!

・送金→SMSで送るだけ
・引き出し→色々な場所にある代理店で現金を引き出せる
・通話料購入
・預金・借入
・決済→電気・水道代、学費などを自動決済
・買い物
・交通機関の支払いetc...

お給料がエムペサ払いのところもあるようです。


◆エムペサのしくみ

出典:総務省「開発途上国等におけるICT利活用の現況等に関する調査研究」(平成27年)

もうちょっと詳しく説明します。

エムペサは、代理店を利用した送金と受領サービスになります。

3ステップで送金と受領が完了します。

①エムペサの代理店にお金を預ける
②送金相手にSMSを送る
③受け取った相手は、代理店でSMSと身分証を提示すると現金を受け取れる


-エムペサが流行したわけ-

エムペサが広まったのは偶然ではありません。


◆需要があったから

ケニアの人口の大部分を占める貧困層は収入が少なく、銀行に口座を開設できません。しかし、農村から都市部への出稼ぎ労働者が多く、送金需要は高いです。

◆金融インフラが整っていなかったから

そもそも銀行システムが未発達だったこともエムペサが浸透した理由だと考えられます。野口悠紀雄さんによると、ケニアには2010年時点で840しか銀行の支店がなかったようですね。

◆若者が多いから

アフリカは人口増加率が高く若者が多いため、新しい技術やトレンドにもサクッとのっかることができることもエムペサ流行の理由という分析もありました。


-エムペサのメリット-

エムペサのメリットを簡単にまとめます。


◆貧困層でも利用できる

銀行口座がなくても、携帯電話を持っていれば利用できます。

少額送金できる

比較的少額の送金が可能です。

簡単で安全に送金できる

都市部へ出稼ぎに出ている貧困層は、地元に残る家族への仕送りが大変でした。現金だと盗まれるリスクなどがあります。


-仮想通貨との競合・共存-

ケニアにはなくてはならない存在になったエムペサ。

エムペサはビットコインなどの仮想通貨の競合することになるでしょうか?それとも共存の道を選ぶことになるでしょうか?


◆野口悠紀雄さんは『仮想通貨革命』より

野口悠紀雄さんは『仮想通貨革命』で、現時点(2014年)では競合というよりも補完関係になるのでは?でおっしゃっています。共存するのでは?という意見ですね。

簡単に言うと、

①ネットワークのインフラが整っていないので、まだ仮想通貨が入る余地はない

②エムペサの範囲外の海外に出稼ぎに行った場合に、ケニアにビットコインで送金して、ケニア国内でエムペサに変える

というような補完関係になるのでは?という話でした。


◆ネットワークのインフラが整えば・・・

裏を返すと、ネットワークのインフラが整ってくればどうなるかわかりません。

エムペサの利用に欠かせない携帯電話普及率は100%オーバー(2台持ち)だそうです。携帯電話の料金が安いことが理由です。

スマホやPCの普及はまだまだ。いまのところ仮想通貨と競合していないのはスマホやPCがまだ広がっていないからというのもあるようです。今後、エムペサV.S仮想通貨でバチバチの殴り合いもあり得ますよ。

将来、ADKと戦うことになるでしょうか?ドンの発言にも注目!


この記事では触れませんでしたが、アフリカではエムペサのようなサービスが他にも普及しています。リープフロッグ!

日本、ヤバイですね。

それでは。


過去記事はこちら


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-補足-

補足情報をのせておきます。興味のある方は見てやってください。


◆途上国の躍進が怖い

この記事ではくわしく書いていませんが、途上国とフィンテックの相性は抜群なのかもしれません。他の国でもエムペサのようなサービスが始まっているようです。

いままでの金融インフラがなかった分、リープフロッグで一気にポーンと進化した感がありますね。。。アフリカおそろしや~~~。


◆エムペサの代理店

そこら中にあるみたいです。10万店舗を越えるそうです。というのも、携帯電話を持っていれば誰でも代理店になれるからです。

なので、スーパーにも小さな町の商店にもいたるところに兼業代理店があるようです。今にも壊れそうな代理店もあります。


◆エムペサの資金管理

エムペサの預金は、いくつかの商業銀行にプールされます。なので、たとえ運営会社のサファリコムが倒産しても預金は守られるそうです。

その銀行が潰れたらどうなるんだろう?という疑問はしまっておきましょ(笑)


ここまでにいたします。

本当に最後までお付き合いいただきありがとうございました。


公開日:2018/06/11
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