ああっと言う間に、京都も桜が満開です!
桜の季節は花曇りと言われ天気の良い日が少ないので、晴れたらお散歩に出かけます。
今回行くのは、京都で桜を観にお散歩するコースの定番中の定番、円山公園の祇園枝垂桜からねねの道、そして高台寺の枝垂れ桜を見るコースです。
あまりにも有名コース過ぎてベタですが、有名なだけあって素晴らしいのです。
今回行く円山公園や高台寺は京都盆地の東の端、東山の麓にあります。
交通手段は阪急電車四条河原町駅や京阪電車祇園四条駅から徒歩と、とても便利な場所です。
今回のお散歩コースとしては、八坂神社から東に進み円山公園の祇園枝垂桜を見て、ねねの道を通り高台寺へ。
その後、高台寺の向かいにある圓徳院も少し訪ねます。
まずはお馴染み、八坂神社西楼門。
ここから八坂神社に入ります。
こちらもおなじみの、八坂神社本殿。
青空に朱色が映えて立派ですよね。この本殿は2020年に国宝に指定されました。
八坂神社を突っ切り、奥の円山公園に向かいます。
円山(まるやま)公園は桜が満開で、お花見の準備も万端。
夜になると、夜桜を見てお酒を飲む人々で大賑わいです。
そしてこれが京都を代表する桜の一つ、祇園枝垂桜(ぎおんしだれざくら)。
満開ですね!
この桜は、一般的なソメイヨシノより少し早く咲きます。
写真では全景が写るように撮っているので小さい感じですが、実際に見るとすごく大きくて迫力があります。
近くで見ても、素晴らしいしだれ具合です。
では次に、近くにあるもう一つの有名なしだれ桜、高台寺の桜を見に行きましょう。
高台寺前のねねの道。
ねねとは、もちろん豊臣秀吉の正室ねね(北政所)のことです。ねねはこの地で余生を送っています。
高台寺はねねが秀吉の冥福を祈るため建立した寺院で、ねね自身もここに葬られています。
それにしても満開の桜ですねー。
コロナ禍が落ち着き観光客が戻ってきて、人力車のお兄ちゃんも気合が入っているようです。
では、ねねの道を折れて参道を高台寺へと登りましょう。
コロナ禍が落ち着きつつあり、和服姿の観光客も増えてきました。
高台寺境内の順路に沿って進むと、まずは開山堂。重要文化財です。
開山堂ですから、中央に高台寺を開山した三江紹益(さんこうじょうえき)像が祀られています。
そして、順路は方丈へと進みます。
方丈前庭。波心庭と名付けられています。
見事なしだれ桜!
白砂と桜の周りの苔、そして青空。素晴らしい日本の春の景色。
そして、左奥に見えるのは勅使門です。
苔の上にしだれている桜が春爛漫。
高台寺境内には竹林も整備され、京都情緒満点。
竹の色も春らしく、少し明るくなってきました。
別角度から見た波心庭のしだれ桜。
わずかに薄雲がかかった柔らかい春の日差しがそそぎ、そよ風に揺らぐしだれ桜の枝の美しさにため息が出ます。
椿も咲いていて、彩り豊か。
高台寺を出ると、文字通り少し高台になった高台寺公園から京都市街が一望できます。
暖かくのんびり。
桜の向こうには八坂の塔。
京都の春という感じがしますね。
高台寺からねねの道を挟んで向かいに、圓徳院があります。
ちょっと入ってみましょう。
圓徳院(えんとくいん)は、北政所ねねが晩年を過ごした所とされています。
北庭。
この庭園は伏見城の北政所化粧御殿の前庭を移築したもので、桃山時代の代表的な庭園とされます。
とても文化財価値があるので、国の名勝に指定されています。
圓徳院は高台寺と違って訪ねる人も少なく、ゆったりとできます。
写っている方のように抹茶をいただくこともできるので、なおさら。
高台寺拝観で疲れたら、ここで一息つくのもいいと思います。
共通拝観券だと割引があるし。
では、そろそろ帰りましょう。
圓徳院から四条河原町への帰り道には安井金比羅宮があるので、ちょっと寄ってみました。
安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)は悪縁を切る、縁切り碑で有名な神社です。
これがその「縁切り縁結び碑」。
この碑をくぐると縁が切れる、そして新しい縁が結べるとのことでとても有名。
特に悪縁を切りたい方には大人気です。
くぐった後に、形代という願い事を書いた身代わりのおふだを貼り付けます。いっぱい貼ってありますね。
僕もくぐりたかったのですが、たくさん人が並んでいたためくぐることができませんでした。悪縁を切りたい人ってめっちゃ多いのね?
ここは終日(24時間)くぐることができるらしいので、悪縁を切るにはやはり丑三つ時に来るのが一番ご利益がありそう。
いや、怖いので丑三つ時には行きませんが。
安井金比羅宮からさらに西へ進み、四条河原町近くまで戻ってきました。
鴨川もすっかり春景色。
川面の色も少し明るくなってきました。
これで今回の桜散歩は終了です。
散歩と言ってももはや世界的にも有名な素晴らしい桜を見に行っているのですけど、天気が良くて時間が空いたときに気軽に電車賃で行けるところなので、僕にとっては散歩なのです。
ということで、京の桜の春はまだまだ続きます。
Camera: LUMIX G8
Lenses: LEICA 12-60mm F2.8-4 with C-PL filter, LUMIX 45-150mm F4-5.6
2020年の高台寺しだれ桜
よろしければ他の記事もご覧くださいませ。
Cosmosのトラベル記事
Twitter: @cosmoscx
みなさま、いつもコメントや投げ銭、いいねありがとうございます。