ようやくコロナ5類引き下げの議論が出てきましたがいかがお過ごしでしょうか^^
今日は簿記検定で出てくる業務執行目的意思決定で使われる機会原価について考察していきます。
機会原価というのは意思決定をした際に、他の選択をしたときに得られたであろう利益のことを言います。
文章にするとパッとしませんが、下記の画像がわかりやすいです!
オプションAとBについてどちらが有利か意思決定する際に、オプションAを選択した場合、他の選択をした場合に比べて10万円得したと考えます。
【算式】
50万-40万(機会原価)=10万得
この考え方(機会原価)は投資やビジネスシーンでは頻繁に使われますが、私は日常生活とまでは言いませんが人生の重要な分岐点が頻繁に訪れる高校生くらいからこの考えを身につけておくと周りよりも抜きん出るキッカケが得られるのではと思っています。
高校生以上の人生の重要な分岐点、いわゆるターニングポイントとはどういったシーンでしょうか。
■就職か進学か
■進学する場合は通学か下宿か
■大学に進んだ場合はアルバイトをするかしないか
■就職先の選択
■転職するかしないか
高校から20代半ばで最低でもこのくらいヘビーな意思決定がw
もうチョイ年齢が進むと結婚するかどうか、独立するかどうか、家を買うかどうかなどが待ち受けています(;・∀・)
こういったビジネスとは違う意思決定についても機会原価の考えは十分に通用するのです。
例えば就職か進学かの意思決定について見てみましょう。
■前提条件
・大学4年間の学費と生活費合計は1000万とする
・高卒後4年間の年収合計の手取り800万とする
■意思決定結果
大学進学すると4年間で1000万円の費用と就職した場合の機械原価(逸失利益)が800万発生するため、合計1800万円以上のリターンが見込めるかどうか判断する。
超シンプルに判断するとこんな感じです。
奨学金を利用する場合や、親が全部負担する場合でもどの程度の学費が発生するかというところまでは伝えられている家庭は多いのではと思いますが、上記のように「別の意思決定をした際に得られたであろう収入まで投資して進学するけど良いのか?」ということまで子供に伝えて考えさせるということができている家庭はほとんど無いのではと勝手に思っています。
当然大学に進学するとそこで貴重な人生経験を得られるなど必ずしも数字だけでは語れない部分が多々あるのも事実ですが、それを言い出すと高卒で就職しても職場やプライベートでかけがえのない経験をする可能性はあるのです。
単に就職に有利だから大学に進学するとか、やりたいことを探すために大学に進学するというのはただの準備不足であり、競争社会においてこの状態は周回遅れもいいとこであり、機会原価の考えが身についていれば結論は一緒でももっと具体的な動機付を持った上で進学し、モチベーションの高い学生生活が送れるはずだと考えます。
まぁ偉そうなこと言いましたが…私はダイエットというやれば確実に生活が豊かになるとわかりきっていることさえ実行できな怠け者ですw
だからこそ大きな人生のターニングポイントではしっかり活かします<(`・ω・´)