資金調達の新しい方法:Initial Subnet Offering(ISO)

 

著:Collin Cusce

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Defiにイノベーションが起こる度に、ネットワーク効果を構築する新たな仕組みが誕生します。AvalancheによるGen3分散型ネットワークは、現在現実のものとなっています。モノリシックなGen2ネットワークよりも遥かに優れたスケーラビリティとカスタマイズ性を持つこの分散型インフラは、独自のチェーンや、独立した価値提案を提供できるサブネットワーク(サブネット)を可能にします。

これがどこに繋がるのかは、未来を見なくてもわかります。トレンドラインは、私たちに良いアイデアを与えるために既に存在します:

2017年はICO(Initial Coin Offering)の年でした

2019年は新規株式公開(IEO)の年でした

2021年は、ISO(Initial Subnet Offering)の年になります

ERC20とICO

Ethereumは2015年7月30日にローンチし、それによって分散型コンピューティングの新たなパラダイムが誕生しました。それは、ブロックチェーンにスマートコントラクトをもたらし「世界のコンピュータ」になることを目指すものでした。これは、ナカモトブロックチェーンの分散化ネットワークで実行されるコードの断片を使用して、ネットワーク上で設定されたオープンルールに従って実行される当事者間の自動契約を作成することができるものです。

スマートコントラクトはテクノロジーの驚くべき飛躍となりました。独立した価値提案を持つ新たなコインを鋳造するために全く新しいブロックチェーンを構築することなく、独自の資産をその場で作成することができるようになったのです。トークンの標準化の必要性はすぐに見出されました。Vitalik Buterinによる最初の標準化案は、Ethereum開発者のFabian Vogelstellerによる「ERC-20」の提案につながりました。これにより、Ethereumは資金調達のための新しいプラットフォームとなり、2017年はICOの年となったのです。

ICO狂騒曲から取引所の参入へ

ICO騒動は、Irrational Exuberance(チューリップ的な熱狂)の典型となりました。多くのICOはアイデア、ホワイトペーパー、WEBサイトだけを使って資金を調達し、市場は、トークンは世界の多くの問題を解決する、次の大きな発明である考え資金を投入し続けました。歯医者からハンバーガーまで、投資家はトークン経済のおかげでこの世の全てが根本的に変わると確信していました。しかし、これらのプロジェクトの正当性に関しては当然のことながら疑問が生じるようになり、2018年には市場が暴落し、ICOは資本調達の為のリスクの高い方法のように思える存在になったのです。

ICOの問題点を把握しつつも、トークンの背後にあるイノベーションを信じている取引所は、デジタル資産を扱う取引所のプラットフォームが直接資金調達サービスを提供できることに気付きました。今や誰もが簡単にトークンを作成することができるため、取引所はトークン管理と上場プロセスを部分的に行うことで、新しいトークンにリソース、信用、流動性を付与することができます。この手法は、IEO(Initial Exchange Offering)と呼ばれ、取引所を通じてサービスとして提供され、多くの場合はプロジェクト側が手数料を払ってあたかも優良プロジェクトとして選ばれたかのように行われました。

次世代フェーズ — Gen3 Networks

主要取引所からのサポート支持にもかかわらず、多くの新規トークンは2017年に見られたような数字を叩き出すことができませんでした。コンポーザビリティが同種プロトコル上でのユニークな相互作用を可能にした一方で、どのコイン(プロジェクト)も大きなネットワーク効果を有していませんでした。この状況は何かを変える必要が存在しました。

その何かとは、Gen3の分散型プロトコルを開発です。ParityはGavin Woodの2016年Polkadotの論文を基に設計をほぼ完成させ、Cosmos NetworkはInter-Blockchain Communicationを彼らのスタックに実装し、Avalancheは地球上で最も速く柔軟性があり分散化されたプロトコルのデプロイに成功しました。これらのシステムには、独立した歴史と価値提案を持つ異種プロジェクトのチェーンを実行する機能が付属しています。これらのネットワークは、カスタムVMを実行することで、モノリシックチェーンでは不可能な多種多様な機能をサポートすることができます。

AvalancheのProof of Stakeアーキテクチャは、独立したネットワークの概念を提供し、そのバリデータは大規模なネットワークのバリデータプールのサブセットとなります。サブネットと呼ばれるこの技術は、サブネット内のチェーンステートの安全性確保に関心を持つバリデーターを必要とします。サブネットはプライマリネットワークと同様に分散化されており、非常に高速です。各サブネットは複数のチェーンをサポートすることができる上、それぞれが独立した状態を持ち、互いに資産を交換することができます。より大きなネットワークに接続することで、サブネットをまたいだ資産交換が可能になり、ネットワーク効果や合成資産の新しい形が生まれる可能性があります。

最も重要なことは、それらが特定のVMに縛られていないことです。単一のサブネットは、Ethereum VM(EVM)の隣にTendermintを、DAMLを実行しているカスタムVMの隣にCordaを配置することができます。各マシンはそれぞれ別のターゲット・ユースケースを持っています。

しかし、ここには1つの課題が残ります。どのようにしてネットワークの成功に関心を持つバリデーターを集めるのか?そのためには、新しい方法が必要となります。それが、Initial Subnet Offering(ISO)なのです。

Initial Subnet Offerings(ISO)

 

Avalancheネットワークには、他のProof of Stakeプロトコルにはない特徴があります。各バリデーターは全ての決定に対して直接投票することができます。そこには抽選はなく、委員会の選定もありません。シート購入もありません。最低限の利害関係を持つ全てのバリデータが ネットワークを検証して報酬を得ることができます。

これにより、独自トークンを持つサブネットが、自己のサブネットのバリデーションに参加したノードの所有者に独自トークンを報酬として与える仕組みを提供する機会が生じます。2つ目のトークンを使ったProof of Stakeは、サブネットのユニークな価値提案をプライマリネットワークや他のサブネットから隔離します。

トークンを分配し、その分配に付加価値を設定する最善の方法は、トークンを使用した資本調達です。この増資は、サブネットの成功に関心を持つ関係者にネットワーク内の価値を十分に分配することになります。適切なロックアップスケジュールを使用することで、バリデーターはネットワークの成功を見届けた上でインセンティブを得て、自分たちの保有価値が失われないように動くインセンティブも生じます。このシステムはクリーンでシンプルであり、ネットワークはオープンで有機的に成長するプロトコルであり、中央集権者の手に委ねられているものでもありません。

次のステップ

AVAXは、サブネットの機能を拡張して、上記のISOを可能にする必要があります。つまり、AVAX 上に追加のアセットを登録できるようにする必要があり、パーミッションレスサブネットを取り巻く開発者のエクスペリエンスが改善されなければなりません。そして、ステーク資産を使用して、ユニークなミント機能を提供する必要もあります。サブネット料金は、より詳細化され、基盤サブネットに合わせたカスタマイズを可能にしなければなりません。

これは多くのことを言っているように聞こえるかもしれませんが、これらの機能はどれも可能なものであり、実証されてることです。AvalancheGoはオープンソースプロジェクトです。新機能をいつでも誰でも追加することができます。これらの取り組みに興味がある場合、先駆者になりたい場合は、AvalancheのDiscord にアクセスし、構築したい機能について話し合ってください。

AvalancheGo GitHub リポジトリに課題や提案、プルリクエストを提出し、コミュニティと協力して、Avalanche ネットワークの新しいエキサイティングな可能性を構築していきましょう。

更にあなたの行動を後押しするために、独創的で革新的なプロジェクトやパートナーシップを対象とするAvalanche-X助成金プログラムがあります。あなたがもし数年、開発者としてなにかにコミットし、何も生み出せていないのであれば、ここで新たな挑戦をしてみませんか?ここでは誰もがパイオニアとなることができます。今なら。

Avalancheについて

Avalancheは、単一の高い相互運用性と拡張性を持ったエコシステムを持ち、Defiアプリケーションとエンタープライズブロックチェーンを展開するためのオープンソースプラットフォームです。Avalanche上にプロダクトを構築する開発者は、複雑なルールセットを持つ強力で高い信頼性と安全性を持ったアプリケーションやカスタムブロックチェーンネットワークを複雑なプロセスなく作成したり、既存のプライベート/パブリックサブネット上に構築することができます。

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2020/10/04 13.19 ALIS 162.90 ALIS
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