最近は仕事に慣れてきて開店作業やスケジュール管理など任される内容が増えてきました。信頼されてきたんだなあと思うとやっぱり嬉しいものですね。それに伴って急な要望も増えてくるものです。前日に仕事を追加したり、休みの日に急に出勤をお願いされたり内容は様々です。私は断れない性格なので「やれやれ、しょうがないなあのび太君は」というノリで引き受けています。急なお願いをされる日々の中で最近気づいたことがありました。
ずばり
ということです。
ここで注目してほしいのが「徳」ではなく「得」になっていることです。徳は別の言い方をすると善意ですかね。「道に迷っている人がいたので案内した」「友達の部活の練習に付き合った」等 誰かのためにと思って自分から動いた行動は「徳」属性になります。
それに比べて「得」属性は相手にとってお得感のある行為が当てはまります。例えば「プライベートを優先して誰かに仕事を任せる」等が当てはまります。自分の時間を持つことも大切ですからプライベートを作ることが悪いとかそういうことではありません。ここで取り上げるのは仕事を任された側の人です。
感謝されれば気持ちが晴れる人もいますが腑に落ちない人だっています。1回ならまだいいのですが、連続でお願い事が続くと言葉には出さずとも心のどこかで「なんか自分損しているなあ」と思うのではないでしょうか?相手にとっては楽しい時間を持てるためお得ですが引き受けたかたは負担がかかるだけです。
かといって 今までお願いされた内容を集計して「今までの分をまとめてプライベートに使わせていただきます」とは言えませんよね。面倒な人、嫌な人という印象を周りに与えてしまうことにもなります。
得を積み上げても自分にとって良い方向に向かうことはまずないんです。貯金だったら将来必要な時にまとめて使うことができますが、得はまとめて使うタイミングがありません。そもそも形の無いものですから計ることもできないんです。
ではどうすればいいのか
例えば3つ続けてお願いされたら次は引き受けないできちんと断る、もしくは予定を早めに確保して自分の時間を作ることです。
前者も後者も得の積み重ねをストップすることができます。お願いされたときに自分から交換条件を出したり、「この前僕がやってあげたよねえ(にやあ)」と引き合いに出すことはしていけません。イメージが最悪になっていまいますからね。
人間関係に亀裂を作らずかつストレスをため込まないためには、得の積み重ねをリセットすることが1番大切だと思いました。職種や働き方によって捉え方が変わると思いますが少しでも参考になれば幸いです。
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