食パンとハチミツってベストマッチ! 相も変わらず食しております。最近はイチゴジャムと交互に味わっています。この前は買い物の途中で高級パン専門店があったのですが残念ながら完売していたので次は手に入れたいですね。
本日はハニートーストを作ってみたいと思います・・・という内容ではございません。タイトルだけ見ると料理企画に感じた方は多いと思います笑。今回はミツバチの生態について少し触れていきたいと思います。
ミツバチは八の字ダンスをして餌の情報(方角や距離)を知らせることは有名ですよね。その情報から餌をとりに行くのが採食者の役割です。巣には数千匹の仲間が暮らしていますから、食料調達は責任重大な役目です。役割があればそれに準じた力やスキルが培われていくものです。餌をとりに行く採食者には他の働きバチとは違う特徴があったのです。
感覚神経やニューロンがより特化しているのです。
ニューロンは脳の情報処理を担っています。他の仲間に比べて洗練された神経のおかげで採食者は振動を鋭く感知することができます。その力は、仲間が八の字ダンスをしたときに発揮されるのです。八の字ダンスをすると特定の空気の振動が生じます。その振動を感知し情報処理をすることで迅速にえさ場に向かっていけるわけです。さすがその道のプロといった感じです。「周囲の空気を読み取り状況を判断する」 人間でいうと 司会者が持ち合わせているスキルのようですね。
この研究からニューロンは 他の昆虫のダンスを解読するための鍵になるのではないかと考えられています。虫によって振り付けは様々ですから、ニューロンを研究すれば採食の仕組みが見えてくるかもしれませんね。
ダンサーの振り付けの真髄を読み解くように、生物学の方向から昆虫のダンスを調べていく。この研究は芸術的な面も持っている そんな風に私は感じました。
ここからはおまけですがミツバチは自然界に形として存在しない「0」を理解できる知能を持っているそうです。
人類は「1」ではなく実は「2」から数字として捉え始めたと言われています。誰かと暮らしていく中で「自分」 つまり「1」という数字を理解したようです。鳥や犬はできそうな気がしますが、ハチが抽象的概念である「0」を理解していることに驚いてしまいました。ミツバチはニューロン数が100万個しかないにも関わらず高度な知能を持っていることは不思議なことですね(ちなみに人間は860億個らしいですよ)。実験内容も書かれているので興味ある方はチェックしてみてください。
知的好奇心が出発点になっていると思うと、生物学って広い世界を冒険するようでわくわくする学問なんだろうなと感じます。「人間の役に立つかどうかは知らんけど、知りたいから調べる」心に従っている感じがしていい響きですね。
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