私は現在塾講師をしているのですが、最近できる科目を増やすために中学校の理科をひたすら解いています。もう脳の容量がぱんぱんになりそうです笑 昔のプレイステーションのメモリーカードのような状態になってます。解いてみると分かるんですが、理科って「暗記」と「計算」 両方の問題が出てくるので一番大変な科目です。
例えば、植物の分類だと
双子葉類と単子葉類、被子植物と裸子植物、合弁花類と離弁花類の他に、シダ植物やコケ植物の特徴も覚える必要があります。具体的な花の名前を選べと言われても「・・・はい!?」と相棒の杉下右京さんのような反応が出てしまうわけです。
暗記が終わったと思えば計算問題もできるようにしていかなければなりません。数学と違って機械的に処理できることが少なく、化学反応の特徴や比較する条件を自分で確認しなくてはいけないのです。それを考えると数学のほうがまだ楽に思えます。理科が得意な子は大抵数学も解ける気がします。
理科は復習に最も時間がかかる科目だなあと感じますね。それに加えて同時進行で4教科勉強しなければならないわけですから、世の 中学生はもう少しほめられたり称えられてもいいんじゃないかなあと思いました。
あと、教師はすでに取得したものを振りかざして満足するべきではないと思うんですよね。「生徒の気持ちになって考える」言葉で表すと簡単ですが、要は「生徒と同じように自分を磨く努力をしていないと辛さが分からない」ということです。他人事のように気合いだの、頑張れだの、良いことあるだの、そんな薄っぺらいことを言っても生徒には通じませんから。「男は背中で語る」みたいな言葉もありますが、態度や行動で見せていかない限り、ついていこうって思いません。
私も薄っぺらい言葉として受け取られないように精進しますぞ。
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