営利組織「OpenAI」が開発した最新AIツール「GPT-3」
このAI「GPT-3」は、言語生成に特化し、自動でブログを書いてくれます。
リアムポーア氏は、このAIでブログを作り、投稿し続けてみました。
結果、数万人の人が、人が書いたブログだと思い込んでいたそうです。
しかも、ある記事は、ニュースサイトの1位に表示されたそうです。
この「GPT-3」というAIは、想像以上に優秀みたいです。
人が2~3行位の文章を書くと、それを元に数倍の文章を作ってくれます。
「OpenAI」社は、2020年6月に一般でも使えるようにしました。
でも、申し込みが必要です。
これは、ソフトではなく、サーバーに繋いでネット経由で使えます。
実際に使ってみると、想像を超える物が生み出されているようです。
その結果、凄い反響を呼んでいます。
GPT-3を作った「OpenAI」社は、イーロンマスクが設立しました。
設立理由は、高性能AIを悪人が開発して使われない様にする為だそうです。
なので、100%の正義である我々が開発するのだ!
と、イーロンマスクは申しております。
当初は、この信念の元、非営利団体として設立されました。
しかし今は、手のひらを返して、営利団体になりました。
でもAI技術は「Google」「State-of-the-art」と競い合う高性能っぷり。
GPT-3は、言語生成に特化したAIです。
人の多言語に対応し、プログラム言語も自動生成します。
更に、音楽の楽譜も、自動生成する事が出来ます。
実際に企業や、研究者が使ってみた所、皆「ゾッとした」と言っています。
どうやら、本当に革命的なAIが誕生したようです。
ポーア氏は「GPT-3」の事を知り、凄く興味を持ちました。
でも最初「GPT-3」の使用許可はありませんでした。
しかし知り合いの大学院生が、許可を持ってたので借りて使ってみました。
ボーア氏は「GPT-3」の性能を実験する為に、ブログを書く事にしました。
最初、タイトルと2~3行位の紹介分の書いてみました。
そしてこの「GPT-3」に認識させたら、一気に長文を制作したようです。
このブログを「Adolos」という名前で投稿していきました。
AIで作られた文章は、あえて編集せずにコピペで載せたそうです。
ポーア氏は、このブログを投稿し続けている内にコツをつかみました。
そのコツは、編集なしで人が書いた文章と同じに見えるやり方です。
やり方は「GPT-3」に得意なジャンルのブログを書かせる事。
実験した所、得意なジャンルは「生産性」「自己啓発」だったそうです。
もしかしたら、我々人間がAIの言葉で、勇気を貰えそうです。
https://adolos.substack.com/p/what-i-would-do-with-gpt-3-if-i-had/
ポーアしは、こう述べています。
「GPT-3は、綺麗な言語の生成は凄く得意です」
「でも、論理的かつ合理的なことが苦手です」
その為、難しい理屈を必要としない「生産性」「自己啓発」を選びました。
AIから「生産性」「自己啓発」の言葉を聞いちゃうと感情移入しそうです。
「GPT-3」で作ったブログは、2週間続けて毎日投稿されています。
その中に「Hacker News」と言うサイトで1位を取った記事があります。
でも、よく読んでみると、変な文章や、誤字があります。
この記事には、数十人がコメントをしていました。
このコメントの中で、AIによる自動生成だと疑ったのは、3人位。
2週間後、最後に自筆記事を載せています。
「倫理観が無ければGPT-3で何をするか」という記事です。
これで、実験を終了しました。
ポーア氏は、ブログでこう述べています。
「これでAIが、ブログの投稿者に成りすます事が出来ると、証明できた」
でも、このAIの文章は、若干不自然な点も見受けられます。
しかし逆に、このレベルの文章を、AIが書ける様になった事が驚きです。
もし一般の人が「GPT-3」を気軽に使えるようになれば一気に進化します。
ネットの文章をどんどん深層学習し、人と全く同じ文章を書くでしょう。
そうしたら、どれが人でどれがAIか、見分けがつかなくります。
結果、人の気持ちが入って無い内容の文書が、大量に作り出されます。
そうなると、コンテンツの価値を著しく低下させてしまいそうです。
でも逆に、本当の真実の事を発言すれば、正しい事を知る事が出来ます。
もしかしたら、感情がない分、人より優秀な所もあるかもしれませんね。