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プログラミング教育を考える<6>/関連研究:事例やプログラミング教材を調べる

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  • おなす🍆UGOK
  • 2020/09/22 15:50

こんにちは、おなすです🍆

最近は暑さも減り、とても気持ちのいい天気が続いていますね。

毎年季節の変わり目に風邪をひく私は、この時期だからこそ超絶慎重に体調管理をしないとなと思いながらも昼夜の気温差でおなかを冷やしてしまい、すでに風邪をひきそうになっています。

 

今回は、プログラミング教材やプログラミングの授業事例を調べてみました。

 

1.正多角形をプログラムで書く

もう何度も記事に登場している気がします。

 

正三角形や正方形などの正多角形を、プログラムで描画するというもので、

scratchでは、猫さんがペンを持てるので、ペンを持った状態で猫さんを動かすことで、

猫さんがの動いた軌跡が残すことができます。

これを利用し、猫に動きを命令することで、作図します。

 

この授業は、単元の内容を理解していないと作図ができないので、教科の理解を助けるものといえます。

また、プログラミングの繰り返しについても学ぶので、効率的にするにはどうすればよいかを考えることもできます。プログラミングの醍醐味ともいえる気がします。

 

2.scratchで拡大図と縮図を描く

 

こちらは、算数の単元である図形の拡大・縮小の授業内でプログラミングを取り入れた例です。

 

最初に拡大や縮小の性質を理解し、実際に作図をする中でプログラミングを使用します。

序盤からプログラミングをするのではなく、まず紙に拡大図・縮図を作図をし、紙で作図ができるようになってからプログラミングで作図します。

基になる図形を示し、その図形の一つの点を中心とした拡大図・縮図を書くようなプログラムを組みます。

ペアやグループワークをすることで、協力してプログラミングします。

 

この授業は単元の中でも1時間のみで行われるので、ある程度プログラミングの授業を通したのちにおこなうのがいいのかなと思いました。

ですが、scratchのような取り入れやすいツールを使用してできるので、ロボットのように少ない台数でなくても、一人一台パソコンがあれば全員がプログラミングに確実に触れることができます。

また、拡大・縮小の性質を理解しないとプログラミングが難しいので、単元の理解を助けられるのではないかと考えました。

逆にプログラミングを通して理解することもできるかもしれません。

 

3.プログルの算数コース

こちらのサイトでは、プログラミング教育の教材や事例を紹介しているサイトです。

このプログル独自の教材の中で、scratchのような独自のビジュアルプログラミング言語を用いて、

プログラミングの問題を解いていくことで、算数の理解を助けてくれるミニゲームのようなものがありました。

単元ごとにコースがあり、現在は5コース用意されています。

 

一つのコースに10個ほどミッションがあります。

最初のほうのミッションは、プログラミングの基礎的なものや使用するブロックがどんなものかを知るための内容となっています。

中盤からどんどん穴抜きの問題のようなものや、

自分で少しずつブロックを組み立てられるようになり、

最後のミッションでは、一から自分で組み立てるようになるといった、

段階的にプログラミングを学ぶといった構成でした。

 

さらに、scratchよりも、簡単で動きなどがイメージのしやすいブロックが用意されており、

実際にプログラムの実行後の動きをアニメーションで見ることができます。

 

また算数の5コースの中に最初に紹介したscratchで正多角形を描くプログラミングを段階的かつ簡単にできるコースもありました。

初めからscratchを使うよりもいいのかなと思いました。

 

4.最後に

プログラミングの事例集を見て、

1.簡単なプログラムであること

2.段階的に目標とするものに近づいて行けるようなものにすること

3.プログラムした動きがみえるもの

以上のような教材がが簡単で取り入れやすいのかなと思いました。

その点ではプログルはプログラミングの入門としてはとてもいい教材だと思います。

プログルのところでも書きましたが、scratchは取り入れやすくプログラミングっぽさはありますが、

しょっぱなからscratchをやると猫の動きのイメージが命令のブロックからイメージがしにくいので、先生の教え方やサポートはかなり重要になる気がします。

一方で、プログルは段階的にプログラミングの練習ができ、ゲーム感覚でクリアしていくことで自然とプログラミングの理解ができそうです。わからないところを先生がサポートする形にすれば、先生方の負担を減らすこともできると思います。

 

また、県がこういう事例をまとめたレポートや実際に使ったワークシートなどをホームページに掲載していました。

 

全体的な案を見て思ったのは、現段階では算数を中心に案を考えているのですが、算数の授業で使用した事例が意外と少ない...

算数よりも理科の事例が多くてびっくりしました。正五角形のプログラムが簡単だったので、算数は取り入れやすさなどからすごくいい教科なのではと考えていたんで...でも確かにワークショップに参加させていただいた際も、理科の案が多かったな

そしてそれらよりも断然、総合的な学習の時間が多いです。

総合的な学習の時間は正直何をしたのか覚えていないので、プログラミングに充ててしまってもいい気もしますが、

課題を解決するのは、社会的な問題だけに言えることではないので、教科の中で取り入れることも大事なのではないかなと思います。

 

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