【FX】最近流行りのMAM運用とは?

 

こんにちは、Pockyです。

今日は久々にFX関連の記事、最近流行りのMAM運用についてです。

詐欺目的でMAMに呼び込む人も多いので、聞いたことがない方も引っかからないよう、知識として持っておいて損はないかと思います。

 

MAMとは?

MAMというのはMulti Account Managerの略で、一言でいうとFXのミラートレードです。

自分のFX口座を開設して資金を入金するのですが、トレード自体は紐付けされた第三者の口座と同じトレードをコピーしてもらいます。

自動売買に近い感覚ですが、EAやVPSを導入する必要がなく、あらかじめ第三者の口座に紐付けされた自分の口座に資金を入れるだけで稼働します。

また、自動売買と大きく違うのは他人の裁量取引をコピーできるという点です。

ソーシャルトレードなんかとはよく似てた仕組みですが、MAMは一般のFX会社が提供しているものです。

 

ちなみにソシャトレについては以前記事を書いています。

 

MAMは違法!?

MAMは日本では違法だ!という記事をよく見かけます。

それはその通りで、確かに日本の金融法では投資の判断を委任する契約のもと、資産運用を行うことを禁止しています。

金融商品取引法2条8項12号ロは

次に掲げる契約を締結し、当該契約に基づき、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断に基づいて有価証券又はデリバティブ取引に係る権利に対する投資として、金銭その他の財産の運用(その指図を含む。以下同じ。)を行うこと

イ 投資信託及び投資法人に関する法律第二条第十三項に規定する登録投資法人と締結する同法第百八十八条第一項第四号に規定する資産の運用に係る委託契約

ロ イに掲げるもののほか、当事者の一方が、相手方から、金融商品の価値等の分析に基づく投資判断の全部又は一部を一任されるとともに、当該投資判断に基づき当該相手方のため投資を行うのに必要な権限を委任されることを内容とする契約(以下「投資一任契約」という。)

を金融商品取引業(一般に上記行為を行う業種は投資運用業と言われる。)と定め、これを行うためには登録が必要であるとしている(同法29条)。

MAM運用はこれに抵触するため、そもそも国内のブローカー(FX会社)はMAM口座の提供を行っていません。

 

しかし日本人がMAMを行うのが違法か?というとそれは厳密には違います。

日本の法律というのは原則日本国内で適用されるものであって、海外では適用されません。

例えば日本ではカジノ行為が禁止されていますが、日本人が海外に行ってカジノで遊んでも日本の法律違反にはなりません。

では日本人が海外のインターネットカジノを利用するのはどうでしょうか?

現状、これは「黙認」されています。

「インターネット上」というのはグレーゾーンで、現段階ではこれを取り締まる法律がないからです。

 

同じ理屈で言えば、海外ではMAMが禁止されていないので、海外ブローカーを使って日本人がMAM運用しても問題になる可能性は低いと思います。

実際これまでに摘発された実例は聞いたことがありません。

今後そのあたりを厳密に取り締まる法律ができるかもしれませんが、現状の法律で取り締まることは難しいのではないでしょうか。

 

 

MAM運用の注意点

実際にMAM運用を行うにあたっては、気をつけなければならないことがいくつかあります。

まず、MAM口座を提供しているFX会社(ブローカー)の問題です。

MAM運用口座はFX海外業者ならどこでも提供しているわけではなく、むしろMAM口座を提供している業者の方が少ないです。

大手のブローカーであれば問題ないかと思いますが、中には運用利益の何十%といった多額の手数料を取るところもあるようなので口座開設時には注意すべきです。

 

そして何より気をつけなければいけないのは、

MAMを利用した詐欺行為です。

 

本来MAM運用は自分よりトレードの上手い人または自動売買にトレードを委任して利益を得ることができますが、実情はMAMの親口座を運用する第三者(マネージャー)がそもそも紐付けされるクライアントを儲けさせる気がないケースが大半です。

 

どういうことか説明します。

まず、MAMの親口座を運用するマネージャーというのは、証券会社とIB契約を結ぶことで誰でもなることができます。

IB契約とはIntroducing Brokerの略で、継続累積型報酬のアフィリエイトです。

つまりマネージャーは、クライアントを募ってFX会社に出資させることで、クライアントの取引量に応じたアフィリエイト報酬がもらえるというわけです。

 

ここで重要なのは、アフィリエイト報酬にトレードの勝敗は全く関係ないということです。

何故ならFX業者というのは取引の際に発生する手数料(スプレッド)が利益になるので、トレーダーが勝っても負けても儲かります。よって当然、アフィリエイト報酬も取引結果ではなく、取引量に応じた報酬となります。

そのためクライアントに多額の口座資金で運用させ、クライアントの人数を増やすことができれば多額のアフィリエイト収入を得ることができます。

となると勝てないMAM運用でもマネージャーだけは儲かるので、この仕組みを悪用する人が多いというわけです。

 

よくあるのはSNSで勝ってるフリをしてクラアントを釣るパターンです。

「無料で儲けさせます!」と言いつつ最初から勝たせるつもりが無いのであれば、クライアントの口座資金を間接的に搾取しているようなものです。

このアフィリエイトのスキームはMAMでも通常の自動売買でもバイナリーオプションのシグナル配信でも全て同じですが、私の経験上8割くらいは詐欺目的です。

 

そしてMAMの場合さらに厄介なのが、運用後に怪しいと気付いてもすぐに出金できないことです。

通常、FXの口座は自由に出金できるのですが、ポジションを保有している場合は一度解消する必要があります。つまり、トレード中は出金できないということです。

これがMAM口座の場合、自分でポジションを解消することができないので、ポジションが決済されたタイミングで出金しなければなりません。しかし、悪質なマネージャーともなると、常にポジションを抱えたまま運用し続け、出金する間を与えません。

マネージャーに運用を停止するよう連絡しても渋ったり、最悪拒否されたりするケースもあるようです。

この場合は直接FX会社に連絡すれば口座を凍結してもらえるようですが、少なからず時間はかかってしまうので注意が必要です。

 

 

MAM自体は本来良いスキーム!

ここまでMAMの悪い例ばかりを上げてきましたが、先に述べたように本来MAM自体はマネージャーとクライアントがwin-winの関係として成り立つ良い仕組みです。

マネージャーが利益を上げることができればクライアントの利益も増え、マネージャーはトレード利益に上乗せしてアフィリエイト収益を得ることができます。

MAMを提供するブローカーと親口座を運用するマネージャーさえしっかりしていれば、利益は大いに期待できるかと思います。

 

ただ何度もいうように詐欺目的の利用が多いのも事実です。

そしてその見極めも非常に難しいです。

FXでは腕のあるトレーダーが負けることもあれば、素人がたまたま勝つことだってあるからです。

もし運用を行う場合は、しばらく低資金で様子を見ることをお勧めします。

そして投資は自己責任であるということをお忘れなく!!

 

以上、MAM運用についてでした。

 

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2019/05/09 8.14 ALIS 0.00 ALIS
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26歳航海士♂
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