【読書感想文8】進歩 人類の未来が明るい10の理由

※画像と本の内容は関係ありません

 

おじさんたちは言う、昔は良かった。現代は人間関係は希薄になり、みんなまともに働き、生活できていた。セクハラもパワハラも昔は普通だった、堅苦しい世の中になったものだと。

ある識者は言う、現代は危機だらけだ。お隣の国の軍事圧力、金融不安、政治汚職、格差の拡大、年金問題、少子高齢化。いつか世界経済や平和は崩壊する。二つとも古き良き時代があり、現代はどんどん悪くなっていると解釈している。

全部デタラメである。今ほど豊かで平和な時代はない。これは日本だけでなく、世界全体のことである。戦争や犯罪、飢餓や病気は減り、ほとんどの人が教育を受け、参政権を得て、経済的政治的に自由である。もちろん国や地域や民族によって差はあるが、それでも昔に比べて格段に問題は改善されている。

200年と今の日本を比較して、飢餓で死ぬ人はほとんどいなくなり、寿命は倍近くなった。ささいな病気や怪我で死ぬこともなくなり、赤ん坊の死亡率はほとんど激減した。政治的リーダーを選挙で選ぶ権利があり、女性に自由があり、身分によって職業を選ぶ妨げることはなくなった。

世界的に見ても同じである。戦争や飢餓がある国や地域はあるが格段に少なくなった。伝染病によって市民のほとんどが死ぬようなことはなくなった。経済的にはまだ貧しいが、200年前に比べれば地方の首長よりも豊かな生活を送れている。ほとんどの人が文盲だったが、初等教育は受けられるようになり、高等教育への道も開かれている。

そんなに素晴らしい時代にいるのに、なぜ私たちはそれを実感できないのか?マスコミが悪いと言う人もいるだろうし、多分それは多かれ少なかれ正しい。私自身が以前に書いた、オゾン層の回復(https://alis.to/SAkanuma/articles/KeO4XkX5n0DN)の記事でもあげたように、マスコミは悪い情報を強調する傾向がある。だがやっぱり読者がそのような記事を望んでいる側面もあるから、注意しなければならない。

現代は最高だから文句言うな、などと言う気はない。現代にも問題はたくさんある。それらは解決しなければならない。でも昔の即死、瀕死、ジリ貧の時代に比べればはるかにマシだ。なにより我々は昔の人々よりも優れた知能や科学技術、政治形態、環境をもっているから、解決できない問題はきっとない(と信じている)。

 

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2019/07/11 17.49 ALIS 11.10 ALIS
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自称天才、多少変態のマッドサイエンティスト。こちらに投稿した発明案やビジネス案は、自分一人では実現ができないと考えたものです。もし実行されたい方が応援しますので、ご一報いただけたら幸いです。
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