【博物館評3】三国志

東京国立博物館の特別展「三国志」を見に行きました。感想を一言で言うと、攻めてるなトーハクさん、である。始まりから横山光輝氏のマンガがあり、赤壁の戦いの故事にまつわる大量の矢が展示されてたり、ゲーム真・三国志に出てくる武器を再現したり、曹操の墓の再現があったりと、柔軟でわかりやすい展示がされていた。

とにかく展示がわかりやすく、三国志について詳しく知らなくてもすんなりと理解しやすく、当時の状況がありありと伝わってきた。三国志は曹操に始まり諸葛孔明によって終わるという言葉があるが、実際には曹操が死んでから三国志時代が始まっている。しかも三国志時代を終わらせたのは三国のいずれでもなく西晋(司馬氏)だったり結構意外な結末だった。この時代は西暦200年ごろで、日本で言えば古墳時代、卑弥呼がいた時代だったのも意外で、中国の発展の速さをうかがわせる。

考古学的美術的に価値のある品もたくさん展示されている。撮影OKだったが取材目的はNGらしいので、写真は添付しないが、すごく興味深い品の数々であった。三国の美的感覚や資源の違いなどがよくわかる。結構オリエント的な感じの作品も随所にあったりする。

目玉の一つとしてあったのが、2008年ごろに発掘された曹操の墓である。曹操自身のものと思われる頭蓋骨が発見されたり、かなり貴重な発掘調査だったらしい。トーハクの演出もすごくよかった。

曹操といえば(なぜか)三国志の中で悪役的な立場であるが、墓を見るとかなりイメージが変わった。古代の王や皇帝といえば自分の墓を豪華絢爛にするものであるが、曹操の墓や副葬品は、魏の創始者にしては質素なものだった。しかもそれは曹操の遺言によるものだという。後漢の最後の皇帝献帝を殺さなかったし、曹操結構優しい性格だったのかもしれない。

 

 

https://www.4gamer.net/games/366/G036645/20190708080/

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2019/07/11 12.60 ALIS 1.10 ALIS
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  • @SAkanuma
自称天才、多少変態のマッドサイエンティスト。こちらに投稿した発明案やビジネス案は、自分一人では実現ができないと考えたものです。もし実行されたい方が応援しますので、ご一報いただけたら幸いです。
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