最近クラブハウスで「クラブハウス朝会」と言うものを開いている。
毎朝6時に起き仲間とともに気になるトピックや最新の話題について語り合うと言うものだ。
以前あるトピックの部屋を開いたときに人数が20人30人と連続して増えていった時があった。
そのトピックは、
というものだった。
挑戦する人々が増えていく中で、国を越えて挑戦をしたいと思う人が増えない理由。国境と言う垣根がなくなり世界中のあらゆる人々が地理的制約から解放されたコロナの時代にもかかわらず未だ多くの人々が世界的にチャレンジをしていないと言う現実について。
これらの話をする中で、いまだに地理的制約にとらわれていた自分自身に気づいてしまった。
幼少期から海外の文化に非常に興味があったこともあり、海外でスタートアップに挑戦しようと言う気持ちは現在まで強い。しかしこれまでは実際にシリコンバレーなど現地に行かなくてはその恩恵を得ることができなかった。もしくはできないと思っていた。
しかしある記事を目にして、その固定観念は変わった。
それは日本人がオンラインアクセラレータプログラムでアジア1位を記録したと言う記事だった。
そのアクセラレータプログラムとは、Pioneer。元YコンビネータのパートナーであるDaniel Gross氏が主宰する、シリコンバレーを拠点としたオンラインアクセラレーションプログラムだ。
世界中のどこからでもシリコンバレーの人脈やネットワークにアクセスすることを可能としたいと言う思いから2018年に始まったこのプログラムは、アイディエーションの段階からシリーズBまで幅広いレベルに対応しており、文字通り世界のどこからでもシリコンバレーに挑戦する機会にアクセスできる。
特筆すべきはそのルールだ。コンペティションのように勝ち上がり式ではなく、日々の進捗を投稿、そのマイルストーンに応じて他の参加者からの評価を受けることにより、ポイントを入手できる。そのポイントがデモデーの段階で世界上位50位以内に食い込んでいる場合、出資の機会や現地での支援が受けられるといったような仕組みとなっている。
現時点(2021年2月13日現在)のポイント獲得上位50位には、アメリカ合衆国のほか南アフリカやベラルーシなど世界各国から参加者がいることがわかる。
週次のタスクは設定する義務があり、その達成にコミットする必要性に迫られるほか、メンターとのオフィスアワーの機会や他の参加者との交流グループが存在しており、疑問点などを質問する機会が与えられる。
日々の進捗は確実に進め続けなければいけない。
世界中のライバルがしのぎを削っていることもあり、通常のアクセラレーションプログラムとは一線を画する存在だと感じている。徹底的にユーザと向き合い授業進捗させることでしか、上位に食い込む手段は無い。結果として上位を目指すことがユーザのためにもなり、新しいスタートアップを生み出すことにつながると言うエコシステムを構築していることに感服する。
シリコンバレーに行かなくてもこのようなチャンスをつかめる可能性があるとすれば、挑戦するより他ない。
これを読んでくださった皆さんもぜひ一度、世界で挑戦してみてはいかがだろうか。