コロナで世界が一変した今、人間関係には2種類あることに友人が気づかせてくれた。
それは有機的な人間関係と無機的な人間関係。
その言葉を聞いた瞬間、これまで漠然と認識はしていた事柄を、今回初めて納得がいく形で理解できたと思った。
本日、開発中のサービスを使ってくれている仲間と複数会対話し、彼らからヒントをもらっていた。
その中でお互いのやっているプロジェクトの話であったり、各プロジェクトの面白さについて語り合っていた。
私は現在開発中の対話サービスを通じて、すべての人々が個を発見し尊重しあえる世界を作りたいと思っている。
そして本人が知らない本人の個性に気づくためには、「たまたま」人と会うことが大事だと思っている。
オンライン活動が中心になった今、そのたまたまと言う体験が減っている。
ではどのようにして気づきを与えてくれる人と出会うか。
その人はきっと、あなたのことをある程度よく知っている人である可能性が高いのではないか。
よく互いを知ってはいるけれども、互いが己の目標に向かいしっかり独立しており、依存関係にあるわけではない。
例えば迷ったときに相談に乗ってくれたり、わからないことがあればアドバイスをしてくれるなど、メンターや頼れる友人といった立ち位置である人が多い。
そういった人はおそらくSNSのアカウントの友達リストのうち5人か、多くて10人いるかいないか位だと思う。
ここで気づいた。ひとくちにに友達、とまとめられていたものが2種類あることに。
有機的な人間関係。それはある程度気心知れているのみならず、困った時に頼りにできる、また定期的に話の機会を作っているような、そういった人間関係のことだ。
対して無機的な人間関係とは、連絡帳やSNSの友達には追加しているものの、よほどの事情がない限りメッセージをしたりしない相手。さらには友達登録して以来1回もメッセージを取っていないような相手のことを指す。
少しでも頼れる人がいると言う安心感が、人としての支えとなると思う。失敗しても大丈夫だよと言ってくれる。アドバイスを求められれば時間を作ってでも答えたくなる。相手にめでたいことがあれば自然と祝いたくなってしまう。
オンラインが主流になった今、有機的な人間関係を保つ相手が果たして一体何名いるだろうか。
オフラインが制限され、偶発的な会話が生まれていないからこそ、定期的な会話や信頼構築は非常に大事だ。
せっかく構築した人間関係、よほどのことがない限り有機的に維持する事は必ずや人生を豊かにするのではないか。
今日も接した”有機的なつながり”を胸に、これからも有機的に過ごしていこうと決心した。