教員時代の日記
スノーデンは、映画のようにルービックキューヴにマイクロチップを隠してセキュリティを通り抜けたのではなく、ただUSBを持ち出しただけというのが事実らしい。CIAってなんて隙だらけなんだろうか?
というのも、日本の公立学校でさえあるときからUSBには一切記録をとれない(差し込みできない)システムを採用した。また、ネット上で、こちらから書き込めるページに(ACCESSはできても、)書込みはできなくなった。(双方向でなければインターネットの意味がないのだが。)これは、調べごとをしているとき、たまたまネット上に答が検索できればわかるが、自分では質問をYAHOO質問箱にすら書き込めないことを意味する。学問の阻害ではないか。
メールはシステム管理者(=教頭など)の許可を得ないと送信できない。
つまり、学校内部の情報を外部に持ち出すあらゆる手段が断たれたのだ。生徒の成績などの個人情報のセキュリティとしては必要性を認めるにやぶさかではないが、これはやりすぎで、これではインターネットに繋がっているとは言えないのである。ぷっ。
だいたい成績処理を観点別評価にしろと複雑なことを押し付けといて
その膨大な作業は
勤務時間だけでは無理なだけではなく、
機械警備に切り替わり出入りできなくなる9時までサービス残業しても無理なんだから、家に持ち帰るしかないのに!
それに、自分が作った教材やテストの著作権は自分にあるのに、紙でしか持ち出せないのも、どうかしている。
なのに!
不具合等をパソコン業者に直してもらうとき、こちらのパソコンに業者は侵入でき、替わりに操作できるのには驚いた。また市役所や教育委員会からも侵入できる。
「このようなシステムでは業者に情報を盗まれる恐れがある。テスト問題や成績一覧も盗まれる可能性があるので改めてほしい」と僕は職員会議で言ったが、「あの業者は心配ありません」が管理職の回答だった。
はあ? 守秘義務のある教育公務員たる部下は信じていないのに、ただの業者をそこまで信頼するのは、本末転倒だと僕は騒いだが、他の教員も苦笑いするだけだった。
しかし!
僕は校内で作成した文書をシステム管理者に知られないままに自宅で取り出す方法を発見した。FACEBOOKだけはなぜか学校でも書込みができるので、そのノートに必要なデータを張り、自分のみ公開にし、自宅で開けばできたのだ。USBの差し込み不能はこれで完全に無意味になった。ぽてちん。