さっちゃんはね

 

さっちゃんはね

電気に似ている

ほんとはね

 

さっちゃんの

熱い吐息がうなじにかかると

体じゅうの細胞のひとつひとつが

細かくふるえだし

さざ波が駆けめぐる

 

さっちゃんの短い髪の毛が蛍光を発する

さっちゃんの光る体が

太陽の熱で僕をいだきかえす

 

熱量をもったエネルギーが昂まり

蓄積されてくると

ものみな輝きはじめる

道ばたの一木一草

子犬

小川

山の稜線

みな透明に耀いて

光に満ちあふれる

 

ああ お腹の中に

太陽を孕んでいるようだ

エネルギーが身にあふれ

背骨に沿って上昇する

 

あふれかえる光の洪水

いつしかふたりの寄り添う体は

指先から霧のように

吹き零れる

七色の粒子になって

風にながれ

十方微塵に広がっていく

 

跡に残された

こまやかな無数の光の粒子が

公園のベンチの上で

それでもなお

なんとか人の形を保ったまま
 

不思議そうに首をかしげ

宇宙について

考えている

この歌を聴いてよくこんな詩考えたな w

20代前半のときの詩です

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2019/06/08 16.65 ALIS 0.00 ALIS
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10代より世界放浪。様々なグルと瞑想体験を重ねる。53歳で臨死体験。著書等のALISストアは、https://alis.to/abhisheka/articles/K5xGJzxZxVmE
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