こんにちは、積分定数です。ここしばらくクリプト界隈から離れていたので全然知らなかったのですが、、「仮想空間にもう1つの地球を作ろう!」というとてつもなく壮大なプロジェクトがあるらしいのです!どうやらこのプロジェクトは「お金2.0」の著者、佐藤航陽さんの発案のようです。「お金2.0」もめちゃくちゃ面白いので読んでない人は是非読んでみてください。
このプロジェクトの目的は現実世界の格差を是正することです。発案者の佐藤航陽さんはずっと以前から「格差をなくすことはできないか」と考えていたそうです。そこで、仮想空間に現実世界と逆相関する経済を作り出し、現実世界で富や人が集中している場所(東京など)ではトークンが獲得しにくく、逆に富や人が閑散としている場所ではトークンを獲得しやすい、という仮想地球を作ることにしたのです。衛星データから得た現実の位置情報(夜間光データを元に経済の活発具合を分析)とブロックチェーンのトークンを繋ぎ合わせて、仮想空間に現実と逆相関する地球を作ります。
EXAのマイニングは、マイナーの位置情報と連動して採掘難度が変化するという仕組みになっています。今現在では、アプリをインストールしたスマホを持って特定の場所に行けば、勝手にマイニングされるという仕組みを考えているようです。イメージ的には世界中で10分に1回くじ引きができ、被災地や地方などの発展してほしい場所ほど当選確率が上がるように設計されます。
このように、EXAのマイニングコストは従来の暗号通貨のような電気代ではなく、主に移動費と滞在費になります。つまり、実際に地方に足を運び、経済活動することがマイニングコストに当たるというわけですね。
地方活性の成功例としてポケモンGOによる以下のものがあります。
また、EXAトークン保有者が特定の場所に自分のトークンを埋めることができるようになっています。このように、発展してほしい地域に大量のトークンを埋めることで発掘確率とマイニングできるトークン量が増え、人が集まるようになります。
EXAトークンはERC20に基づいて作られており、その他の設定は発行枚数2100万枚、約四年毎の半減期等、ビットコインとほぼ同じように作られています。
いかがでしたか?ブロックチェーンを用いた仮想地球プロジェクト。あまりにも壮大すぎて鳥肌が立ちました。これが実現すれば格差社会ともついにお別れかもしれません。とりあえず、応援せずにはいられないプロジェクトですね。