実際にあった某女優さんの話

この話は、テレビで活躍中の女優Mさんが若手時代に体験した話です。

あるマンションに暮らしていたMさん。

仕事で遅くなり、マンションに着いたのは深夜1時。

5Fに部屋があるので、

疲れた身体を引きずりながら階段を上っていきました。

3Fにたどり着こうとしたときに上から足音が。

しかもかなり早い足音

こちらに近づいてきます。

その日は運が悪く、階段の電気は切れており

あたりは真っ暗。何も見えません。

どんどん近づく足音、ついにMさんは誰かと接触し倒れてしまいました。

気づいた頃には足音の張本人は消えており、

Mさんは起き上がり、5Fにある部屋に向かいました。

ようやく明かりがある部屋にたどり着き

鏡の前に立ちました。

すると、、

Mさんが階段でぶつかった箇所に赤いなにかが...

不思議に思ったMさんですが

次の日も仕事が早くから始まるので

すぐさま眠りにつきました。

－次の日－

Mさんが起床すると

部屋にインターフォンの音が鳴り響きました。

ドアを開けると——

そこには警察官が......

警察官「朝早く、申し訳ありません。」

Mさん「はい」

警察官「実はですね、昨夜このマンションで事件がありましてね。」

　　　「このマンションの住人の方に怪しい人物がいなかったか確認しに回ってるんですよ。」

　　　「だれか怪しい人物はいませんでしたか。」

Mさんは昨夜、ある人物と階段でぶつかったことを話そうとしましたが、

仕事もあり、体験談を話すと時間がかかり事情聴取されると思い、

Mさん「知らないです。怪しい人物なんか見てないです。」

そういうと警察官は

警察官「わかりました。ご協力ありがとうございました。」

警察官が帰ると、急いで仕事場に。。。

－さらに次の日－

この日は休みだったMさん

TVをつけるとニュース番組が

キャスター「都内のマンションで殺人事件が——」

Mさんは異変を感じました。

Mさん「これ、うちのマンションじゃん」

キャスター「犯人は2日前の深夜1時30分頃。このマンションに住んでいる20代女性を刺し、逃走した模様—」

Mさん「..............」

キャスター「刺した際に返り血を浴びた犯人はすぐさま逃走。マンションの住人に目撃され逮捕に至ったとのこと——」

Mさん「あっ、捕まったんだ。良かった！！」

キャスター「犯人は事件犯行の次の朝から、マンションの住人に警察官の格好をして目撃者を探し、証拠隠滅を図ろうとしたが不発に至った——」

Mさんは膝から崩れ落ちた。

あの時、あのことを警察官に話していたらどうなっていただろう。

貴方の周りにいる警察官は本物ですか？