どうもこんばんは。
新米心理カウンセラーのあぶです。
ALISでの記事も、早いもので10本目。
そこで今回は、いつもと趣向をちょっと変えて、世界中で読まれ続けている投資本の名著『敗者のゲーム〈原著第6版〉』(チャールズ・エリス著、日本経済新聞出版社)をご紹介したいと思います。
書名にもなっている「敗者のゲーム」とは、一体何なのか?
チャールズ・エリスは、勝者のゲームと敗者のゲームの決定的な差を説明するために、科学者サイモン・ラモが著した『初心者のための驚異のテニス』という本の話を引用しています。
テニスには 2 種類のゲームがある。1つはプロおよび天才的アマチュアのゲーム、もう 1 つはその他大多数のゲームである。
プロは強力で正確なショットを放ち、敵の手の届かない所へ打ち込んで勝利をつかむ。一方、アマチュアのテニスでは、素晴らしいショットはなかなか見られない。得点のほとんどは、相手のミスによるものだ。
つまり、プロのテニスは勝つために行ったプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し、アマチュアのテニスは敗者がミスを重ねることによって決まる「敗者のゲーム」なのである。
そしてエリスは、資産運用と呼ばれる「マネーゲーム」も、最近数十年で、勝者のゲームから敗者のゲームへと変わってしまったといいます。
現に、市場より高い成果を上げようと懸命に努力する機関投資家が多数現れ、市場を支配するようになったために、今日ではプロのファンド・マネジャーの6割が市場平均を下回る運用成績だといいます。
そんな市場では、個人投資家にはまったく勝ち目がないと、エリスは言います。
では、個人投資家はただ指をくわえているしかないのでしょうか?
そんなことはありません。エリスは、投資において勝ち続ける方法も本書で提示しています。それは、「インデックス・ファンド」を活用することです。
インデックスファンドとは、「日経平均株価」や「NYダウファンド」など、基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。 --Wikipedia
仮想通貨でも、インデックスファンドを設立するというニュースが度々流れています。ただ、海外取引所が日本国居住者向けサービスを停止する動きが出てきた今、日本人が安心して投資できる日は、まだまだ先だと思います。
インデックスの代わりに、今はZaifが提供している「コイン積立」をしておくのが最もいいのかなーとは思っています。今は相場が低迷しているけれど、将来的には上がると信じているので。興味を持った方は一度検討して見てください。
ではまたー(*'ω' *)
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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