どうもこんばんは。新米心理カウンセラー・あぶです。
今日は「チューリッヒの公理」の3つ目、③希望についてご紹介します。
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第3の公理:希望について
船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。
『マネーの公理』の著者によれば、成功する投機家は、大いに努力して進み、状況が不利になると、躊躇することなく行動するそうです。
例えば、ある銘柄を1株10万円で購入したとします。
この投資がすぐに損を出し始め、価格は 8万5000円に下落。購入後、買値よりも高値がなかったとしたら、保有株はすでにその水準から15%下落しています。
このような場合、改善が見られない限り(あるいは改善できるという証拠がない限り)、その銘柄は手放さなければいけない、といいます。
この第3の公理。その有用性を頭ではわかっていても、銘柄に思い入れがあったり、事前のリサーチに長い時間を費やしていたりする場合には、実行に移すことは非常に難しいかと思います。私自身、有望な銘柄を探すより、損切りをする方が難しいと感じています。
ただ、著者は言います。「多くの投資家が、他のどんな失敗よりも多大なコストをこうむるのは、恐らく、沈没しつつある船から飛び降りることができなかった時だろう」、と。だからこそ、下落局面に入る前に、上記の言葉(船が沈み始めたら祈るな。飛び込め)を思い出し、損切りをする勇気が必要だと思います。
それが、将来の自分を救う術だと信じて。
チューリッヒの公理:スイス人が、合理的にリスクをとるための「投機のルール」。 次のような 12 の公理から成る。
①リスク/②強欲/③希望/④予測/ ⑤パターン/⑥機動力/⑦直観/⑧宗教とオカルト/⑨楽観と悲観/⑩コンセンサス/⑪執着/⑫計画
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。