どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
ALISにコメント機能がついたんですね。
これをきっかけに、ALISやコミュニティのことが少しでも理解できればいいなーと楽しみにしております(あまりよくわかってないので)。
さてさて。今日の記事では、チューリッヒの公理の「⑨楽観と悲観」についてご紹介しようと思います。
第9の公理:楽観と悲観について
楽観は最高を期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない。
著者はこの公理について、ポーカーを例に、次のように説明しています。
ポーカーでは、賭けるべきではないオッズになると、プロは手を引く。賭金をドブに捨てることになるが、より大きな損失から自分を救える。 一方、アマチュアは楽観によって混乱してしまい、「たぶん、私は幸運だろう」と思う -- 。
つまり、プロは物事を楽観視していないということです。
彼らが持っているのは「自信」です。
そしてこの自信は、悲観を建設的に利用することから生まれるといいます。
プロは、カードが自分の期待に反するものだった場合、何をすべきか知っている。訓練した上でゲームに臨み、運がない時には分別よく行動する(=手を引く)準備ができている。
建設的な悲観とは、そういうことを意味するのだそうです。
では、この公理を投資に生かすにはどうすればいいのか?
投資する前には、物事が悪い方向に進んだ場合に、自分をどう救うのかを自問するのです。元値の何割で損切りするのか。何に追加投資するのか…。
危機的状況に追い込まれた時、事前準備なしでは頭と心が働かなくなります。そうならないために、悲観的なシナリオをシミュレーションして、自信を深めていきたいものです。
ではまたー。
<チューリッヒの公理>
名著『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』でスイス人投資家(著者)が紹介している、合理的にリスクをとるための「投機のルール」。次の12の公理から成る。
①リスク/②強欲/③希望/④予測/⑤パターン/⑥機動力/⑦直観/⑧宗教とオカルト/⑨楽観と悲観/⑩コンセンサス/⑪執着/⑫計画
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①リスク:【017】儲けるコツは、スイス人から学べ!!
②強欲:【018】さっさと利食え!
④予測:【021】未来は誰にもわからない
⑤パターン:【022】市場に「パターン」は存在しない!?
⑥機動力:【023】根を下ろすな! 動き続けろ!!
⑦直観:【025】直観は信頼できる?
⑧宗教とオカルト:【026】神頼みはやめてみよう
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。