どうもこんにちは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
お盆ということで、「死」にまつわる話から。
皆さんは、病気や高齢によって死が間近に迫った時、家族や友人に何を遺したいでしょうか? お金、思い出の品、手紙など、色々とあるかと思います。ブロックチェーン上に生きた証を残したり、ALIS記事をまとめて本にしたりするのも面白いかもしれません。
今日の記事では、脳腫瘍にかかり、「余命半年」と診断されたベテラン投資銀行家が、残された時間の中、親友とともにまとめあげた書、『投資とお金について最後に伝えたかったこと』のネタをご紹介します。
本書では、個人投資家に向けて賢明な投資手法が説かれています。
現代の利点は、昔よりも長寿が期待できることだ。米国の場合、65歳で退職した夫婦の平均余命は20年を超える。
だが、悪い話もある。資金不足のために、引退後の人生を快適に過ごせない人が多いことだ。
今、賢明なる投資の重要性はかつてないほど高まっている。
手持ち資金の運用方法がわからない、自分の投資判断が適切か確信が持てないという人は多い。だが、十分な情報を得た上で、次の5つの決定を下せば、投資に成功することは可能だ。
①自己決定 / ②資産配分の決定 / ③資産分散の決定 / ④アクティブ投資 vs パッシブ投資の決定 / ⑤ポートフォリオ再配分の決定
以下では、5つの決定について、簡単に解説していきます。
自力で投資に取り組むか、それとも専門家の助けを求めるかを、まず決める。
著者らは、金融は複雑である上に、リスクが極めて高いため、より効率的に投資目標を達成するには、専門家の協力を仰ぐのが望ましい、と述べています。
資産を現金、株式、債券の 3 つのアセットクラス(資産の種類)に分け、ポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)を決定する。
なぜ、株式と債権を持つ必要があるのか? それは、株式投資はハイリスク・ハイリターンで、債券投資はローリスク・ ローリターンだからです。債券をポートフォリオに組み込んでおくと、株価が大きく下落した時、慌てずに済みます。
仮想通貨に置き換えて考えると、共にリスクは高いとはいえ、アルトコイン・草コインだけでポートフォリオを構成するのではなく、ビットコインもポートフォリオに加えておいた方がいい、と言えるかと思います。
現金、株式、債券に資産を配分した後、個別のアセットクラスの配分を行う。
ここで重要なのは、「効果的な分散化」です。国内株と国際株など、リスクとリターンが違うものを組み合わせるようにします。
「アクティブ投資」とは、積極的な投資を行って、市場平均を上回る収益を狙う投資戦略のことです。
一方、「パッシブ投資」とは、より消極的な手法で、投資信託などを購入して市場平均並みの収益を確保する手法のことです。インデックス投資とも呼びます。
2つのうち、どちらの投資法を行うかを決定します。
ポートフォリオが当初のアセットクラスの比率から変化した時は、「再配分」(リバランス)を行い、望ましいリスクとリターンの水準を維持する。
いかがでしたか?
株式投資の話のため、仮想通貨の取引には今すぐ応用できない部分もありますが(仮想通貨も早くインデックス投資できればいいのに)、いずれもシンプルで覚えやすい法則だと思います。仮想通貨が投資デビューという方は、一度この法則通りにできているか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
ではまたー。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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