どうもこんばんは。新米心理カウンセラー・あぶです。
台風20号が迫ってきています。特に四国・関西地方にお住いの方は、暴風や高波、大雨にはくれぐれも気をつけてください。
さて今日は、天外伺朗(てんげ しろう)氏の『経営者の運力』から、逆境をチャンスに変える方法をご紹介します。
ちなみに、「天外伺朗」は、ソニーで「AIBO」などの開発を手がけた技術者・土井利忠氏のペンネームです。
好運と不運は簡単には区別できない。
このことは、海の波に例えるとわかりやすいかもしれない。
波には、ピークがあり、ボトムもある。だが、 ボトムといえどもエネルギーがない訳ではない。 実は、ピークと同じエネルギーを保有する。
人生も同様で、遭遇する出来事には、いい運命も悪い運命もなく、宇宙は同じだけのエネルギーを運んでくる。それに私たちが、勝手に「いい」「悪い」のレッテルを貼っているにすぎないのだ。
病気になった時でも、「何でこんな病気になったんだ!」と思えば悪い運命だし、「おかげでこんな気づきが得られた」と思えばいい運命になる。
--『経営者の運力』
とはいえ、そう簡単に気持ちを切り替えることはできないと思います。
著者も言います。「人間というのは哀しい生き物である」、と。
ピークの時はこれが永遠に続くと思うし、ボトムの時は「こんなはずはない」ともがき、焦るのが大多数だと思います。
これは精神が未熟だから生じてしまうことです。
精神的な成長が進めば、ピークでも有頂天にならず、ボトムでも焦らずに、淡々と生きることができるようになります。そしてそういう生き方をしている人のことが、「運力のある人」だと、著者は呼んでいます。
自身の精神的な成長度合いを測るのに、チャートはもってこいなのではないかと、最近になって思うようになりました。
仮想通貨の場合、BTCなりETHなりのチャートをみて、上がった時に有頂天になっていないか。下がった時にパニックになっていないか。どちらの局面になった時でも冷静に対処できているか、自分を客観視し、判定してみるのです。
もしどちらの局面でも淡々としていられたら、精神が成熟してきた証。「運力のある人」に一歩近づいたといえるかと思います。そういう意味では、仮想通貨市場ほど、精神修行にもってこいの場はないのかもしれません。
ではまたー。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。