どうもこんばんは。新米心理カウンセラー・あぶです。
前回の記事(【017】儲けるコツは、スイス人から学べ!!)で、スイス人が合理的にリスクをとるための「投機のルール」、“チューリッヒの公理”をご紹介しました。
「チューリッヒの公理」の、 12 の公理:
①リスク/②強欲/③希望/④予測/ ⑤パターン/⑥機動力/⑦直観/⑧宗教とオカルト/⑨楽観と悲観/⑩コンセンサス/⑪執着/⑫計画
今回はこの法則の中から、「②強欲」について詳しく見ていきます。
といっても、この第2の公理、「強欲」のアドバイスは非常にシンプル。
「常に早すぎるほど早く利食え」、です。
アマチュアは、だらだらとゲームに長くとどまり、そして損をする。その原因は強欲である。 ギャンブルや投機をしていると、時々大きな幸運が続けて訪れることがある。そうした幸運が一生は続かないことを理解する分別を持っていても、 強欲にとらわれると、それがもうしばらく続くと期待し、それに乗り続け、最後にお金は消える。 勝利がどのくらい続くかは、前もってはわからないのだ。
では、どうすればよいのか?
あなたに勝利をもたらしている一連の出来事は、短期的なものだと考えるべきだろう。 そして、常に少額を賭け、素早く降りる。適当な利益が出たら、現金に換えて立ち去るのだ。
仮想通貨取引をしている方なら、この公理が胸に刺さる人は少なくないのではないでしょうか?(私はそのうちの1人です)
仮想通貨の魅力の1つは、その価格変動の激しさだと思います。保有する通貨が数日で何倍にもなれば、数時間で何分の1になったりもします。
自分が推している通貨が上昇を続けると、「もっと上がるはず!」と期待してガチホ(仮想通貨を保有し続ける=ガチホールドすること)を続けていたら、売り時を逃して損してしまった…。こういうことが頻繁に起こります。それがまだ市場が未成熟な仮想通貨の面白いところだとは思いますが。
皆さんは、昨年末のバブルで適切に売り時を見出せましたか? 今年3〜4月のアルトコインの価格が上昇した時、利確できましたか?
もし、うまくいかずに含み損を抱えているのであれば、次の価格上昇局面までに、「自分は強欲にとらわれていないか?」と自問する時間をいかに設けるか、今のうちに考えておくのがいいと思います。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。