どうもこんにちはー。
待ちに待った3連休!!!
連休初日の今朝は、投資の名著『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』の「チューリッヒの公理」の中から、「⑤パターン」をご紹介します。
<チューリッヒの公理>
スイス人投資家が、合理的にリスクをとるための「投機のルール」。
次のような 12 の公理から成る。
①リスク/②強欲/③希望/④予測/⑤パターン/⑥機動力/⑦直観/⑧宗教とオカルト/⑨楽観と悲観/⑩コンセンサス/⑪執着/⑫計画
第 5 の公理:パターンについて
カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない。
著者いわく、お金の世界にはパターンがなく、無秩序で混沌としているものだそうです。なので、その中から秩序を見つけてはいけない、と警告しています。秩序のないところに秩序を見出そうとしても、どだい無理な話だからです。
これは決して「見込みのある投資先を見つけるのは諦めた方がいい」、ということではありません。むしろ、自分が興味のある投機対象は徹底的に研究すべきであり、よく見えるものがあれば、賭けるべきだといいます。
ただ、投機対象を調べれば勝算は高まるかもしれないけれど、それによって「このパターンなら勝てる!」などと思わないようにしろ、ということです。
そして著者は、次の言葉を自分に言い聞かせるよう、勧めます。
「私はよく研究したし、やり方もわかっている。 この賭けは私に勝利をもたらすだろう。でも、私は、勝敗を左右するランダムな出来事を予測することも、コントロールすることもできない。万が一、間違いが起こった時にすぐに対応できるように、フットワークを軽くしておこう」
これが、第5の公理の教訓です。
今の仮想通貨の相場状況が、かつてのITバブル後と似ている、という意見をtwitterで時折見かけます。確かに、その意見には説得力があり、私自身そうなる可能性は高いと思っています(というか信じています)。
ですが、株と仮想通貨はまた違うものですし、当時と今とでは時代も環境も違います。大切なのは、どんなことが起きた時にどう行動するか、情報収拾しながら、事前に対策を講じておくことかと思います。
この連休中、「チューリッヒの公理」以外に
本来の心理学ネタもまたご紹介していく予定です。
ではまたー(●´ϖ`●)
↓↓↓「チューリッヒの公理」関連記事はこちら↓↓↓
①リスク:【017】儲けるコツは、スイス人から学べ!!
②強 欲:【018】さっさと利食え!
③希 望:【019】船が沈む前に、海へ飛び込め!
④予 測:【021】未来は誰にもわからない
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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