仮想通貨の赤ちゃん(@cryptojinsei)です。
月に1万円程度のお小遣いで草コインを買ったり、AirDropを漁ったりしています。
お盆休みも終わりそうだよ。かなしいね
仮想通貨取引所最王手のBinanceが、お盆前に、製作中のDEXのデモ動画を公開しました。
デモ動画では、CEOのCZが自らコードを打ち込みながら、XXXという独自トークンをDEX上に作成し、実際にBNBとの取引を行う様子が公開されています。
Binanceは、今年の3月にMediumにてDEX開発を公言し、「数ヶ月のうちにローンチするよ!」と強気の姿勢を見せていました。
CZ自身は動画で「(デモ公開には)あと2, 3ヶ月かかる予定だった」と語っていますが、この開発速度の速さ、驚きですね……。
思い起こせば、金融庁から警告を受けた際も即マルタ移転を決断するなど、Binanceの意思決定や行動の速さには定評がありましたね。
今回のデモ動画の公開で、Binanceの速度感と有言実行っぷりが、またひとつ証明されたような格好となりました。
Binance DEXの今後について、公式発表では下記を実装予定とのこと。
●DEXでは、ほぼすべての通貨・トークンを取り扱う予定
●簡単に独自トークンを発行でき、リスト銘柄とトレード可能
●独自のブロックチェーン<<Binance Chain>>を開発中
どの要素もかなりインパクトがあるのですが、やはり「ほぼすべての通貨・トークンを取り扱う」という圧倒的なスケール感が目を引きますね。
BinanceブランドのDEXでBNBが使えて取扱通貨もほぼ全てって……もうこれ他のDEXを使うメリットがないような気もしますね……
また、Binance DEXはBinance Chainと呼ばれる独自のコンソーシアムチェーンで動かすようなので、たとえばTotle(*1)に対応してDEX全体の活性化!とはいかないような気もしています。
ETHチェーンとのクロスチェーン化などの技術が追いついてくればまた別ですが、Binance側のロードマップにはそこは入らない(≒DEX市場の覇権を握るほうがメリットがある)と思うので、Binanceブランド VS イーサDEX連合軍の戦いになってくるかもしれませんね。
tips(*1):
Totleとは、EthereDelta/Kyber/Bancor/RadarRelayのDEXから注文を探し、Totleから売買が可能となる、DEXハブ的な役割を持つサービスです。
DEX全体のポートフォリオ代わりにもなるのがGOODですね。対応DEXは今後も追加されていくぞ!
これ、DEXでもBinanceが覇権取っちゃいそうだね……
そういえば、「国産DEXを作る!」をスローガンに掲げて1sat方式で資金調達を行った銘柄、昔ありましたよね……?
そう、CryptoHarbor Projectです。
パン工場並みの単純労働ことわっしょい制度の発明や、デリヘルハーバー疑惑によるCoinExchange上場延期問題など、紆余曲折あるプロジェクトでお馴染みのCryptoHarbor(CHE)ですが、
●Paycentとの提携による実需の創出
●discordサーバへのrainBOT導入
など、運営の数々のテコ入れにより、最近ひそかに盛り返してきている銘柄です。
実際、海外決済媒体と提携した時点で、国産銘柄の中では頭一つ抜きん出た運営であると言えます。あまりに何もしていない銘柄が多すぎるので。
しかし、肝心のDEX開発についての進捗は、全く上がっていないのが現状です。
トークン発行可能/独自チェーンを用いた高機能DEXのデモ動画をわずか数ヶ月で公開したBinanceと比べるのは酷かもしれませんが、国産銘柄あるあるとして、プロダクトを疎かにするという悪癖があるので、せめてメインプロダクトの進捗くらい公開しなよとは思ってしまいますね……
仮想通貨の赤ちゃんは、合法かつマトモに運営をしていこうとする国産通貨を応援しています!
具体的には、プレセールや1sat上場などを行わず、クリーンな資金調達を実施したプロダクトを応援しています!
………あんまりないですけど、応援しています!
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-記事を書いた赤ちゃん-
おなまえ:仮想通貨の赤ちゃん
DEX取引:手数料の高さが懸念
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