すでに50ALiSいただいています。
以前書いた自分の記事に加筆したものです。
進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線
池谷 裕二 (著)
講談社ブルーバックス
タイトルの字読めましたか?なんか書いてあるってことはみんなわかったと思いますが、全部読めたって人はきっといなかったのではないでしょうか?
私はタイトルどころかALiSのiとSすら読めませんでした。
視野はだいたい左右180°上下120°あるので、前にあるものはだいたい見えてるような気がしてるけど、ほんとのところは全っ然見えてないんです。
えーそう?見えてるよ。だって目に映ってるもん♪…って思う方、
それ実は、あなたの脳が作り出した妄想が見えてるんです。
実際に見えてるのは最初にやっていただいたとおり、なんかあるって程度のものだけなんです。
でもそれじゃ生きていくうえで困るから、脳は本当に見えてるわずかな情報と過去の記憶から世界を作り出して私たちに認識させてるんだそうです。(この過去っていうのはちっちゃな時から1秒前までいろいろです)
人は大部分の情報を目から得ているのに、それさえこんなに不確かなものを私たちは現実だと思ってるんですねー。
ある説によれば、現実とはこの世界を脳が認識したものではなく、脳が作り出した虚像のでっちあげられた世界だそうです。この世界は混沌としていて人間の認識できる情報量をはるかに超えているから、人間にも認識できるように脳が作り出したものを私たちは現実だと認識しているのだとか。
宇宙の中で人間が認識できるものは2%しかないそうですが、私たちは自分の周りのことだってほんとは2%くらいしか認識できてないのかもしれません。
誰かと同じ場所で同じ経験をして、心がひとつになったと確かに感じたとしても、
同じなのは2%だけで、のこりの98%は脳の作り出した妄想だったってことがふつうにあり得るんです。
それって怖いですね((;´・ω・))