瞑想日記16　3月はライオンのように

今日の札幌は大雪。

北海道は毎年3月の初めに、大荒れの吹雪になることが多いです。

お天気だけではなく、なんだか世間の空気感がざわついている今日この頃。

先月の下旬から現在にかけて、コロナウイルスの話題など本当に多くの混乱が起こっていて、世の中がざわついています。

たまたま時を同じくしてALISもなんとなく荒れ模様の状態で、3月に入りました。

つい先日知ったのですが、

”march comes in like a lion and out like a lamb" 

という3月のお天気を表す英語のことわざがあるそうです。

「（3月の天気は）ライオンのようにやってきて子羊のように去っていく」

という意味。

たしかに北海道の場合でも、3月上旬はまるでライオンが唸るような吹雪など大荒れの天気が多いですが、下旬の頃には次第に穏やかになり、やがては穏やかに子羊のように春を迎えていきます。

このことわざはお天気だけではなく、今の混乱した社会の状態にも当てはまりそう。

今の混乱もやがては穏やかに収まる。

でも収まるまでの荒れた時期でも心穏やかでいたい。

そんな時こそ瞑想😊

コロナウイルスの流行は、ウイルスよりも不安の波の方が大きく伝搬してしまっている感じ。

自分の場合は、コロナウイルスに感染しても重症化する割合は数％という報道を聞いて何故か妙に不安になってしまいました。

以前デング熱に感染したことがあります。その当時もデング熱が重症化する割合は５％程度という情報を見てなんとなく安心していたのですが、その５％になってしまい重症化して緊急搬送されたことがありました。

現在の状況の中で、なんとなくその時の記憶を思い出したりして不安になってしまいます。

こんな時こそ瞑想です😆

でも瞑想をすると、瞬間的に不安のエネルギーが増幅されてしまうこともある。

不安感のような感情を収めるために瞑想をしたのに、なぜか感情が増幅してしまうのです。

こんな時何が起こっているんだろう？

おそらくは、感情自体を遠心分離機にかけたみたいなことが起こっているのだと思います。

瞑想に入るとまず不安のエネルギーが一気にかき回されて、その中からエネルギー自体と、それに関連する思考が分離されます。

思考ってマインドが勝手に作り上げた空っぽのストーリー。

自分の場合は明らかに現在の出来事ではなく、過去の不安を反芻しているだけだとわかります。
起こってもいないことを憂いて不安のエネルギーに飲まれてしまう場合もあります。

この段階で、不安の原因は外部的な出来事ではなく、自分の思考が暴走して不安を作り上げていることがわかります。

これが第一段階の分離

一度思考がエネルギーから分離されると、残ったエネルギーそのものだけを感じることができます。

するとその感情のエネルギーそのものも、自分の内側に沈着していたものだとわかります。

周囲で起こっている状況が不安を作っているのではなく、内側に持っている不安の種が周囲の状況がトリガーとなって活性化しているだけ。

この段階になると感情のエネルギーの渦の内側に静寂なスペースみたいなものがあるのに気がつきます。

意識的にこのスペースにフォーカスしてみる。

するとその静寂な意識の場からさらにエネルギーが分離して行って、意識の中心から離れた外側で回転しているような感覚になる。

そして中心にはサンクチュアリのような静寂の場が残る。

これが第二段階の分離

あとはこの中心の静寂な場に、可能な限りとどまることができれば、自分の内側に生じている嵐から自由でいることができます。

瞑想中に台風の目のようなサンクチュアリを発見する。

日常の中でも可能な限り、瞑想中に発見したその場に留まることができれば、周囲の混乱による影響も最小限にとどめることができそう。

するといつのまにか周囲のざわつきも収まり、慌ただしかった状況も”子羊のように”鎮静化していく気がします☺️

ちょうど3月20日は春分の日。

光と闇が均等になる日。

この日をひとつの分岐点として、いろいろなざわつきが収まっていく予感がします。

今年一年は今後も大きな変化の嵐が吹き荒れるかもしれません。

でも、どんな嵐もより良い方向への変化へと収束していくことになるはず。

今後は、経済のような社会情勢に混乱の渦が吹き荒れるかもしれません。

前例がないが状況が発生して社会が混乱するかもしれません。

そんな嵐の中でも振り回されずに、自分自身を常に静寂の場に置いておけば、やがては混乱の渦もおさまります。

そのあとで新たな変化が、子羊のように穏やかにやってくるのかも🐑

子羊の写真がなかったのでニャンコを載せます🐈