九州に予定があって現在九州に来ています。
先日福岡の糸島で、雷山という山に訪れました。
この雷山は山全体に雷神が宿ると考えたれていて、雷がとても多い場所だそうです。
雷山には千如寺というお寺があります。
苔がとても美しい真言宗のお寺でした。
これは樹齢400年のカエデの木。
不動明王も苔にまみれてすごい迫力です。
このお寺には、とても立派な十一面千手観音像があるのですが、残念ながら撮影が禁止ということで撮影できませんでした。
鎌倉時代に作られた高さは463.6cmの木造の仏像です。下から見上げると圧巻の迫力でした。
千如寺の御朱印です。
このお寺の脇には謎の風穴がありました。
伝説によればこの穴には風神が封じ込まれているそうです。
そして元寇の際には、この風穴から大風が吹き、それが地下を伝わって遥か遠くの洞窟から風が吹き出して神風となり、元の侵攻を撃沈したのだそうです。
そして千如寺滞在中は終始強風が吹いていました。
風神様が暴れていたのかもしれません。
千如寺のほど近いところには、雷神社がありました。
狛犬が可愛い雷神の神社です。
謎のタヌキを発見!
口の中にはみかんがありました。
糸島地方の西端にある森の小道を抜けると、
こんな岬が見えます。
この岬の裏側には洞窟があり、実は雷山の風穴から繋がっている洞窟だそうです。
この洞窟から神風が吹き出し、元の侵略を免れたのだそうです。
日本という国は自然の力というものに助けられているのかもしれません。
海沿いには美しい鳥居がありました。
雲の感じが独特で、なぜか風神・雷神の存在を感じさせる場所でした。