ブログのネタに困ることってありませんか?
大まかにはあっても、まとまりのつかない状態で
時間が経ってしまい、熱量が冷めて発信するタイミングを失ってしまう、
そんな時ありますよねw
約1000年前の偉い人
欧陽脩(おうようしゅう)は中国の古典「帰田録」で
「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。乃(すなは)ち馬上・枕上・厠上なり」の言あり。
わたしは文章を考えるのには、馬の上、枕の上、トイレ、この三つの場所が特に適している
と言っています。
「厠上」
厠は「かわや」
厠上は「しじょう」と読みます。
ちなみにカワヤとは
712年『古事記』には、水の流れる溝の上に設けられていたことが示されており、川の上に掛け渡した屋の意味で、「川屋」の説が有力とされる。
馬上は「ばじょう」
枕上は「ちんじょう」
枕の上、寝床でのひらめきといえば
ポールマッカートニーは夢の中で聴いた曲を起きてすぐ、ピアノに座りメロディを再現した。
G、F#m7、B、Em、E。彼はそのコード進行を何度もくりかえした。
これが後にビートルズの名曲「Yesterday」
20世紀のアメリカで700万回以上、テレビやラジオでオンエアされる。
アインシュタインは学校の裏にある丘に寝転んで空を眺めていた。
いつの間にか眠り込んでしまい、不可思議な夢を見た。
それは、自分が光の速さで光を追いかける夢であったという。
彼は目が覚めると、すぐに思考実験を試みた。
これが相対性理論を生み出すきっかけになったといわれている。
デカルト座標
デカルトがベッドでウトウトしていると
ハエが飛んできた。
追い払うとハエは天井にとまる。
彼の位置からは、ハエは天井と壁がつくるちょうど三角の位置を飛んだりとまったりしているのが見えた。
なんとかハエの動きを正確に測る方法はないだろうかと考えはじめた時に、ハッと思いついた。
それが空間における点の位置を決めるX軸、Y軸、Z軸の発見だ。
この「デカルト座標」は数学上の平面や第三次元の移動理論に、後世多大な影響を与えることになる。
他にはケクレがベンゼン環(亀の甲羅型)の構造を着想した蛇の夢、
ミシンを発明したきっかけになった夢の話など
夢から醒めた時のインスピレーション
枕上の偉大な発明の話は数多くある。
馬上での発明の話は少ないが
J.Kローリングは、ロンドン行きの列車内でハリー・ポッターのアイデアをひらめいたと言われる。
3Bの法則★ BUS BED BATH
科学上の偉大な発見はすべてBの文字で始まる場所バス(自動車)、ベッド、バス(風呂)で起こっている。
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
もしかしたら天才哲学者のウィトゲンシュタインも
欧陽脩の帰田録を読んでいたのかもしれないが、
ひらめきが起きやすい場所を3つのBとして面白く紹介している。
何かに身を委ねて揺られている状態、
1日の始まりで、最も脳が整っている睡眠から覚めた状態
筋肉をリラックスして「今」を実感できる入浴、排泄。
「思考」から解き放たれる瞬間。
どうやるか、よりも
どうあるか、が人生を大きく変えるのかもしれません。
一番良い方法は可能な限り猛烈な集中力をもって数時間もしくは数日間考え続け
その後は仕事を潜在意識に任せるようにすることだ。
数ヶ月後にそのテーマを意識にのぼらせたときには、すでに仕事は終わっている。
このテクニックを発見するまでは、何の進展もないためずいぶん長い時間思い悩んだものだった。
だが、悩んだからといってそれだけ早く解決に到達できるわけではなかった。
要するに悩んでいる間は、何ら解決を見ないまま時が過ぎているだけなのだ。
バートランド・ラッセル(幸福論で有名な作家)