「森のくまさん」は
1972年、NHKの音楽番組みんなのうたで紹介され有名になった曲です。
2000年代に入っても何度か再放送されているようなので、10代、20代の人たちも、この曲は聞いたことがあると思います。
また、歌詞の中のくまさんのセリフで、
「お逃げなさい」
というのはいったい何から逃げろ、
と言っているのか、長い間、この事も暇つぶしの議論がされています😄
それでは改めて歌詞を見てみましょう。
「森のくまさん」
馬場祥一作詞
1番
ある日 森のなか
クマさんに 出会った
花咲く 森の道
クマさんに 出会った
2番
クマさんの いうことにゃ
おじょうさん お逃げなさい
スタコラ サッササノサ
スタコラ サッササノサ
3番
ところが クマさんが
あとから ついてくる
トコトコ トコトコと
トコトコ トコトコと
4番
お嬢さん お待ちなさい
ちょっと 落とし物
白い 貝がらの
ちいさな イヤリング
5番
あら クマさん ありがとう
お礼に 歌いましょう
ラララ ラララララ
ラララ ラララララ
そもそもクマがしゃべる、
ということはナシにして、
「お逃げなさい」と言ったのにもかかわらず、
白い貝殻の小さなイヤリングを落としたのを見逃さず
それをわざわざ拾って追いかけて
ちゃんと渡す、という気づかいができ、
お嬢さんは歌まで歌って意気投合する、
と言ったのか。
1.
それでもやっぱりクマ自身から逃げろ
2.
クマ以外の何か、クマよりも恐ろしい森に住む生物
他にもいろいろあるかもしれませんが、
普通に考えると、この2択になります。
実はもう答えは出ていて、
.......
テレビの特集で
日本語作詞者の馬場祥弘先生ご本人が言われているようですね。
そう、日本語作詞者ということは海外の原曲がある、
という事です。
引用元のWikipediaによると
作者不詳で、細部が異なる多くのバリエーションがあるとのことですが、
元々はアメリカ民謡です。
The Other Day, I Met a Bear
The other day I met a bear
Out in the woods A-way out there
The other day I met a bear
out in the woods a-way out there.
He said to me“Why don’t you run? I see you ain’t Got any gun"
And so I ran Away from there
But right behind Me was that bear
Ahead of me I saw a tree
A great big tree , Oh glory be
The nearest branch Was 10 feet up
I’d have to jump And trust my luck
And so I jumped Into the air
But I missed that branch Away up there
Now don’t you fret Now don’t you frown
’Cause I caught that branch On the way back down
The moral of This story is
Don’t talk to bears In tennis shoes
That’s all there is There ain’t no more
So what the heck You singing for
主人公が森を出る途中にばったりと熊に出会い、
君は逃げないのか?
銃を持っていないようだけど
と熊から言われて、
主人公が走り出して熊が追いかけてくる。
主人公は樹に飛び移って難を逃れるという話である。
運動靴(テニスシューズ)を履いている熊には話しかけるなというオチ(教訓)もついている小咄のような内容である。
引用元はWikipediaより
原曲のアメリカ民謡の大まかな雰囲気を汲み取って
日本人向きに端折ってアレンジした結果、
ということでしょうか、、😄
日本語の歌詞も悩ませるものがあったけど
そう、それが謎の謎なんですよ奥さん!
その続きはこちら
森のくまさんの謎②↓
最後まで読んで頂いてありがとう😄