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ZOZO創業者・前澤氏も注目する「独自通貨圏=トークンエコノミー」の可能性をやさしく解説:SUICA対抗の『MELON』をブロックチェーンで作ったら

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  • パジ
  • 2020/10/19 09:30

今回は、ZOZO創業者の前澤友作氏が新しく始める事業として注目されている、「独自通貨圏」について、小学生でもわかるくらい、できるだけやさしい言葉だけで書いてみたいと思います。

「独自通貨圏」と書くと、なにやら難しい印象を持たれる方もいるかもしれないので、私がよく使う言葉で、「コミュニティ通貨」と置き換えると、イメージしやすいのではないでしょうか。

そして、ここでいう通貨は、10円玉や100円玉のような物体のある硬貨ではなく、銀行口座の通帳に書かれた数字データや、ビットコインのようなデジタル上の存在とイメージしてみてください。「コミュニティ通貨」は、現実の物体としては存在せず、『ブロックチェーン』という新しい技術を活用したものです。

このブログを読んでいる方は、おそらくスマホやタブレットでSUICAやPayPayを筆頭とする〇〇ペイなどの、デジタル通貨を使ったことがある方も多いと思います。

コンビニに行って、飲み物やお菓子を買って、「633円です」と店員さんに言われたとき、デジタル決済がなかった時代には、お財布から現金を取り出してお買い物をする必要がありました。

1,000円札を出して、お釣りを367円、つまり100円玉を3枚と50円玉を1枚と10円玉を1枚と5円玉を1枚と1円玉を2枚とレシートを受け取って、やっとお買い物ができるわけです。

デジタル通貨を使いこなしている人からすると、コンビニで前の人が現金払いをしようとしたら、「ちょっと、まって!」って思う人も増えてきているんじゃないでしょうか。それに、たまにお釣りが間違っていたり、見るからに不潔そうな10円玉を渡されたりして、嫌な思いをするときもありますよね。

貴重な資源である紙のレシートをお金の確認のために渡されたりしても、たいていはすぐにゴミ箱に捨てることになって、環境のことを考えると、モヤモヤする人も多いでしょう。なにより、現金をたくさん持ち歩くと盗まれたり、財布が膨らんで重くなったりと、とにかく「現金はとても不便」ということなんですね。

現金に比べて、デジタル通貨でのお買い物はとても便利です。

支払いする金額を間違うことはないし、お釣りというものは存在しません。紙幣や硬貨といった物体ではないので、不潔なものでもないですし、スマホにお買い物の記録が残るので、紙のレシートも不要になってとってもエコです。

たくさんお金があっても、デジタルの数値が変化するだけなので、財布が重くなることもないし、もし100万円といった大金だったとしても、スマホにロックをかけているなら、もし盗まれたとしても、勝手に使われることもないのです。

そう考えると、なんでいままで現金という不便なものを使い続けていたんだ、と思うくらい、デジタル通貨が便利なことが理解できると思います。

さて、実は、最新のテクノロジーに精通している人たちからいうと、これらの話は便利さでいうと、まだほんの序の口なのです。本当の便利な時代になってくるはまだこれからなのです!

前澤氏は、そういった時代の風を読んで、「独自通貨圏」を考えているのだと思います。この記事を読めば、そうした前澤氏の狙いについても、より理解が深まると思います。さらに、人類史上、とてつもない変革=誰もがお金を発行できる時代も、新しいテクノロジーによって、もうそこまで来ていることも、理解できると思います。

・・・

さて、ここからは、私がここ数年間、いろいろな専門家の人たちの話を聞いて、将来の「お金」の形が大きく変わっていくことを確信したことを、なるべくかんたんな言葉で書いていきます。

理解しやすいように順序立てて解説します。まずは、インターネットから見ていきましょう。

インターネットが出てきて、これまで想像もつかなかったような「仕組み」を作れるようになりました。

身近なところでいえば、TwitterやInstagramなどで芸能人の日常生活を近くに感じたり、YouTubeで自由な発想でテレビを超えるような濃ゆい情報を発信したり、面白い企画をおこなったりしています。

これらは、ざっくりまとめると、こういう風に考えることができます。

TwitterやInstagramのつぶやきや写真投稿、YouTuberのチャンネルなどは、これまでは、テレビや新聞といった特別な存在だった会社やごく一部の人たちが取り扱えた「情報」でしたが、いまでは世界中の誰でも、会社じゃなくても個人でも、大人でなくても子供でも、ほんとうに誰もが「情報」というデータを無料で取り扱えるようになったからなのです。

それがインターネットが革命的だったゆえんです。

今朝、アメリカで起こったニュース=「情報」を、私たちは日本にいながらにして瞬時に知ることができます。しかも(通信料金やスマホ代金を除けば)無料で。

こう言い換えることができます。

インターネットは、
世界中の『情報』のやりとりを滑らかにした

ただ、インターネットにはひとつ弱点がありました。それは、「情報」を誰でもかんたんにコピーできてしまうため、「価値」を持たすことができないのです。

Twitterのリツイートのようなもので、一人が発信した情報が、ボタンひとつで友だちや知り合いにどんどんコピーされていきます。情報を無料でコピーできることが、情報のやりとりを滑らかにしてくれたともいえるのですが、誰でもまったく同じ「情報」をコピーできてしまうがゆえに、お金のように「価値」を持たせたいときには、インターネットはとても相性が悪かったのです。

もしインターネット上の「お金」を自由にコピーし放題だったら・・・誰でも億万長者になってしまいますよね。

これは困りました。

私が大好きな漫画やアニメの「情報」も、いちどデジタルデータになってしまうと、誰でもかんたんにコピーできるし、投稿もできてしまいます。これでは作品を作った人が報われないで、「インターネットでは著作権が問題だ」というような話はここから来ているのです。

インターネットの最大の長所である、かんたん便利に無料で「情報」をコピーできてしまうということが、「価値」を扱うことができない、という弱点になってしまったのです。

それでもインターネットは便利なので、世界中のだれもがそんなことは気にせず、お金のような「価値」を扱えなくてもしかたがないということで、TwitterやInstgramやYouTubeなど、世界中のみんなが使っている便利なサービスが生まれていきました。

でも、この世界は広く、この問題を解決してしまう、とてつもない天才がいたのです。インターネット上の掲示板にあらわれた、サトシ・ナカモト(Satshi Nakamoto)という人物が、いまから約10年前にある論文を発表したのです。その論文をもとに作られたテクノロジーが、いま世界に革命をもたらそうとしている「ブロックチェーン」という最新技術です。

ちなみに、世界中の人が、天才サトシ・ナカモトが誰なのかを探そうとしていますが、いまだに誰かわかっておらず、きっといつか映画にもなるミステリーのひとつだと思います。

さて、この新しいテクノロジーである「ブロックチェーン」では、さきほどから書いてきた、「お金」のように、インターネット上でコピーされたらうまく機能しないようなものも、うまく扱えるようになります。

どうやって解決したか気になりますよね。

技術的な話はとても難しいので、ざっくりとだけ説明します。かんたんにいえば、インターネットとパソコンをフル活用することで、世界中で行われるインターネット上の「お金」のやりとりを、世界中のみんなで確認しあうのです。

こうすると、もし、誰かが「お金」をインチキをして増やそうとしても、ほかのみんなが「インチキ」といえるので、インチキができないようになったのです。”コロンブスの卵”のようなな、逆転の発想といえます。

つまり、インターネット上の「お金」のやりとりを、とてもオープンに、みんなで確認しあうことができる場所で行うことで、逆に、「お金」のようにコピーされて勝手に増やされたら困るようなものでも、インターネット上で扱うことができるようになった、といことなのです。

まあ、詳しいことはともかく、「ブロックチェーン」によって、これまではインターネット上では「情報」しか扱えなかったものが、これからは世界中の誰もが、お金のような「価値」も扱えるようになった、ということなのです。

インターネットで、
世界中の『情報』のやりとりが滑らかになった

ブロックチェーンで、
世界中の『価値』のやりとりが滑らかになる

「コミュニティ通貨」に話を戻しましょう。
勘の良い方は気づかれた人もいるかもしれませんが、実は、ブロックチェーンを使う以前から、「デジタル通貨」は存在しています。いまのSUICAや◯◯ペイといったデジタル通貨には、ブロックチェーンは使われていません。

???

ちょっと混乱した方もいるかもしれませんので説明を加えます。

SUICAはJR東日本が作ったデジタル通貨ですね。
PayPayも同じくソフトバンクの子会社であるヤフーが作っています。

JR東日本も、ソフトバンクやヤフーもみんなが知っている大きな会社で、世間的にはとても信用できる会社だと思います。よっぽどのことがないかぎり、SUICAに入れているデジタル通貨が、急に使えなくなることは想像できませんよね。

でも、もし、そういった大きな会社でなく、いまここで私が
SUICAに対抗した「MELON(メロン)」という架空のデジタル通貨を作ったとしましょう。あなたは、「MELON」にお金を預けたいと思いますか?

「怪しいから預けない」、という方がほとんどじゃないでしょうか。

そうなんです。これまでインターネット上で取り扱いができていたSUICAや◯◯ペイなどは、誰もが知っている大きい会社という信用の上に成り立っていただけで、これはいってみれば、かつて、「情報」はテレビ局や新聞だけが扱えた時代と同じようなものです。

インターネットが出てきて、私のような個人でも世界中の人々が「情報」を無料で取り扱えるようになりましたね。

ブロックチェーンを使うと、この「情報」のように、だれでも、インターネット上での「価値」のやりとりが、かんたん便利に行えるようになるのです。

だんだん核心に近づいてきました。

私がつくった「MELON」は、誰もお金を預けたくないと思いますが、ブロックチェーンを使うと話が変わってきます。

実は、「MELON」でやりとりされたお金の履歴は、みんなにオープンになるため、コピーして誰かのお金が勝手に増えたりして、誰かが損するといったインチキができない仕組みになっています。

ほんとうにインチキができない仕組みかは、その仕組みを作っている説明書と、ソースコードと呼ばれる設計図も公開になっているので、世界中の誰もが調べることができます。パソコンなどに詳しいエンジニアやプログラマーであれば、「たしかにそういう仕組みで設計されている」と確信を持つことができます。

「でも、私はそういうのは素人だし」と思った方も大丈夫です。

凄腕のエンジニアが集まっている会社が世界にはたくさんあり、その設計図が正しい仕組みになっているかを確認をする作業を行ってくれています。世界中のそうした会社が、「たしかにインチキができない」というお墨付きをしているかであれば、素人でも確認をとることができます。

さて、「MELON」はインチキができない仕組みとお墨付きをもらっていたら、そろそろお金を預けてもいいかな、と思った人もいるのではないですか?

「とはいえ、まだ怖いでしょ」と思ったら、それが正しい反応だと思います。

わかりました、じゃあ私でなく、前澤氏が「MELON」を作っていたとしたら、どうでしょう。動画でも高価な自家用ジェットを披露していますし、これまでも、何億円もお金を配ってきました。

今度は、「ちょっとお金を預けてもいいかも」と思いましたか?さっきよりは多くの人がそう思ったとは思います。

ブロックチェーンで作られてインチキができない状態になっているかが確認できたら、「MELON」は信じてもいいのですよ。本当は、誰が作ったかではなく判断してほしいのですが、まあいいでしょう(笑)。

でもちょっと待ってください。

前澤氏はいまのところ信用できる人が多いかもしれませんが、お金を配りすぎたりして、もし将来お金に困ったら、「MELON」にあずけていたお金を勝手に使ってしまうのでは?と思いませんか。

実は、こうしたインチキができない仕組みがブロックチェーンなのです。ブロックチェーンで作られた「デジタル通貨」は、本当の意味で、みなさんの手元にあるので、いくら「MELON」を作った前澤氏(もちろん私が作った場合)でも、みなさんのお金を勝手に使うことができないのです。

これは、実は、ブロックチェーンだからできる”すごいこと”なのです。

ブロックチェーンを使わない、いまの「デジタル通貨」を例に出しましょう。スマホで銀行のアプリを入れて、自分の口座に入っているお金がいくらか、確認したことがある人は多いと思います。そのとき、あなたの口座に入っているお金は、スマホを通じて銀行に預けているお金の「情報」を確認しているだけなので、あなたの手元にあるスマホの中には、「お金」はありませんよね。むしろ、「お金」は銀行にある、といってもいいと思います。

ところが、ブロックチェーンを使った「MELON」の場合、「MELON」に預けたお金は、銀行にあるわけでも、前澤氏の元にあるわけでもなく、あなたしか触れないブロックチェーン上に、たしかに存在しているのです。銀行アプリと同じように、スマホで「MELON」にあるお金を確認できます。その時のお金は、財布に100円玉が入っているときの感覚と同じように、あなたしか取り扱えない場所にあるということなのです。

だから、私や前澤氏が「MELON」を作ったとしても、私はあなたの「MELON」の中から、勝手にお金を取り出すことはできません。

ちょっと極端な例を出します。

実は、あなたが信用している銀行も、景気が悪くなると、倒産するときもあります。銀行に1,000万円以上預けていると、もし倒産したりすると、1,000万円以上の預けたお金は戻ってきません。

でも、ブロックチェーンを使った「MELON」なら、そもそもどこかに預けているお金ではないので、お金は手元にあるので、お金は無くなったりしません。

ちょっとした違いですが、これって、すごくないですか?

ちなみに、日本に住んでいるとほとんど意識することはないと思いますが、日本国がつくっている「日本円」も、もしかしたら価値がなくなる時代が来るかもしれません。ニュースを見ていると、ジンバブエやレバノンといった国の通貨が(ハイパーインフレになって)使い物にならなくなったという話を聞いたことがあるかもしれません。

みんなが知っているような人や会社を超える、「国」という巨大な存在だとしても、ときとして、「その国が作っている通貨」が無価値になってしまうこともあるわけです。

ここまでの話を聞いて、誰がつくったかということよりも、大事なことがあるかもしれない、と思った方がいたら、センスがあります。これが一番最初に書いた、『コミュニティ通貨』へつながる道筋なのです。

ちょっと視点を変えて、サッカーの話をします。日本にはJリーグがありますが、世界トップレベルの選手はスペインリーグへ欧州へ移籍したりします。特に、人気クラブのバルセロナFCに熱狂するファンは世界中にいて、巨大なファンコミュニティを作っています。

こうした熱狂を生み出すモノには、コミュニティが自然と生まれます。サッカー観戦が好きな同じ仲間で、趣味があえば、会話も楽しいものです。ときにはいがみあうこともあるかもしれませんが、それもまたコミュニティを盛り上げるひとつの話題なのです。

いま、世界にファンコミュニティがあるといいました。こうした熱狂を生み出すモノは、サッカーに限らず、大小あわせると星の数ほどたくさんあります。そして、国を超えて、世界中でコミュニティができあがります。物理的な距離は、インターネットがあれば、かんたんに乗り越えることができます。

そんな、世界規模のコミュニティで、いまはインターネット上で「情報」のやりとりだけがされている、ちょっと古い時代だと考えてみてください。

あなたが、コミュニティをどんなに盛り上げても、それがお金のようにわかりやすい「価値」につなげることは難しいのです。せいぜい、コミュニティ内でフォロワーが増えて、ちょっと発言力が増す、ようなことが起こるくらいでしょう。

ところが、ここまで紹介してきたブロックチェーンを活用して、コミュニティ通貨をつくることで、「情報」に加えて、「価値」がコミュニティの中で滑らかに動き出すのです。

コロナの影響で、スタジアムでのサッカー観戦がなかなかできず、クラブ経営がピンチになったとします。世界中にいるファンが、「好きなクラブがなくなってしまうのはいやだ」と思っても、これまではなかなか「お金」を届けることは難しかったと思います。本気でお金を届けようとしても、海外に住んでいる場合、海外送金で銀行に多くの手数料をとられてしまい、なけなしの支援金は、海外へ送るほうが損してしまう、なんてことになりかねません。

もし、この状況に、ブロックチェーンを活用したコミュニティ通貨があったらどうでしょう。海外に住んでいたとしても、ファンは1,000円分くらいの小さな価値でも、かんたんにクラブに支援できるようになります。

これが、ブロックチェーンによって、価値のやりとりが滑らかになる、ひとつのわかりやすい例です。お金を送るときに、世界中でコストがほとんど掛からないように設計できるのです。

コロナが収まり、いつもどおりのスタジアムのサッカーが行われるようになったとします。クラブはコミュニティにいるファンが、コミュニティの盛り上げに貢献してくれたファンに、「ありがとう」の気持ちで、「コミュニティ通貨」を送ることができます。

クラブへの貢献が通貨という形で目に見えるようになるのですね。ファンはその「コミュニティ通貨」を貯めると、クラブの公式グッズと交換することができ、ファンはまたそのクラブのことを好きになって熱狂が高まっていくことでしょう。

イベントを手伝ってくれたファンや、SNSで選手を紹介してくれたファンなどにも、「コミュニティ通貨」を配布してもいいでしょう。選手のユニフォームを「コミュニティ通貨」で購入できたり、交流会をひらくときに参加費を「コミュニティ通貨」で集めてもいいでしょう。

こうした「コミュニティ通貨」の使い道は、「お金」と同じように、アイディア次第で無限に考えられます。クラブ、選手、ファンなど、コミュニティ内の関係者が、なにかの意義あることをしてくれた貢献や感謝を、コミュニティ通貨の「価値」として示す役割を持つのです。

ブロックチェーンを使うと、誰でも「価値」のやりとりが滑らかになると書きました。誰が発行するかに関係なく、みんなでお金のやりとりを確認することでインチキができないので、「コミュニティ通貨」として価値をみんなで信用することができます。

人は、それぞれの価値観にもとづいて、いろいろなモノを好きになります。そうした好きという気持ちは、サッカーのように国境を超え、最近はグローバルなコミュニティがたくさんあります。日本発であれば、アニメや漫画などのオタク文化も海外で熱狂的なファンがいるひとつです。

そんなコミュニティごとに、それぞれのコミュニティ通貨が生まれ、それはそれぞれの国が発行する通貨を超えて、コミュニティ内のファンや関係者のみんなで使われていくことで、より、コミュニティが熱狂して、コミュニティでの活動がはかどることになるでしょう。

「コミュニティ通貨」があるとないとで、何が違うのでしょうか。

それは、「もし国に通貨がなかったら」、を考えると分かりやすいかもしれません。もし、国の通貨がなかったら、物々交換の時代に戻ってしまい、何かを買うときにもとても不便で、時間とコストが掛かります。面倒なので買い物もあまりなされないはずです。

ひとことでいえば、「価値」のやりとりが、ぜんぜん滑らかじゃないのです。「価値」のやりとりが滑らかでないと、その国で行われる活動がスムーズに進まず、「価値」をやりとりしようとするたびに、つっかえてしまうようなものです。めんどくさいしコストが掛かるから、やらない・・・。

実はこれ、いまのインターネット上で「価値」のやりとりがしづらいので、つっかえてしまっていることをあらわしています。

インターネット上での「価値」のやりとりがとても不便な状態が、いま、というわけです。

「独自通貨圏」はコミュニティごとにあらゆる可能性があり、いまはまだ「情報」のやりとりだけが滑らかになっただけです。これから、ブロックチェーンで「価値」のやりとりが滑らかになっていくことで、まだ誰も想像がつかないくらいの、コミュニティごとの発展や活性化がなされると思います。

こうした根本的な社会の仕組みを変えるテクノロジーが、ブロックチェーンなのですが、まだまだすごい機能があります。これはこれで長くなるのでまた別の機会に。


長文のブログ記事を読んでいただきありがとうございます。今回の記事を読んで、ブロックチェーンやコミュニティ通貨の可能性について、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。先日書いた記事も参考になさってください。また、Twitterでもフィードバックお待ちしています。ではまた。

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シリコンバレーで起業、日本が誇るオタク文化を世界に発信するTokyo Otaku Mode共同創業者。Facebookで海外2,000万人メディア、自社一気通貫で越境ECなどの事業創造を行なっています

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