ALISのみなさんがCrypvoを盛んにやられているのは見えていました。
しかしながら、僕はボランティアというものにはあまり携わらない人生を過ごしてきました。
さらに街での募金には協力ができません。東京にきた頃に詐欺的な感じで募金を取られて以来、大都会東京での募金ができない体になっていました。
そうあまりCrypvoに参加できる人では僕はないなと思っていました。
2019年の9月に関東を襲った台風は東京にはあまり大きな被害をもたらしませんでした。その直後は台風一過のあと平和な関東に戻った感がありました。
しかし、テレビでは報道されてないうちから、千葉にいる友人たちのツイッターからは、電気、水道などが止まってしまう大災害の雰囲気が溢れてきました。
2日後くらいからだんだんテレビでの報道も始まりました。こんなに東京に近いのに報道の遅さには今回はびっくりしました。ツイッターは本当に早い。
そのなかで、プログラマの友人が被災してしまいました。どうやら元気ではあるのですが、プログラマの命であるパソコンが逝ってしまったとのことです。
プログラマにとってパソコンがないというのは普通の人がスマホを無くしたくらいの衝撃を持ちます。男の子からおちんちんを無くしてしまったような感じだと思ってもいいでしょう。
人ごとながらこれは心配でなりません。どうしたものかと考えていたのです。
思い出しました。我が家の戸棚の奥に10年まえのマックを入れっぱなしだった。そのうち整備してメルカリで売ろうと思って放置していたのです。
マックというパソコンはよくできていて、10年前のものでも、機械学習をさせるとか無茶をさせなければ十分にプログラマの用を充します。文字さえ打てればなんとでもなります。インターネットにも繋がります。
さっそく、彼に古いマックを寄贈する旨を伝え、マックを使えるようにバックアップと初期化を超スピードでやりました。会社の仕事よりも重要でしたので午前中は古いマックに噛り付いて仕上げたのです。
午後にヤマト運輸の人に取りに来てもらい早速送付しました。家からは一歩もでていませんが、友人の元にサポート物資を供給することに成功しました。
まさかこういう形で被災地支援ができるとは思ってもみませんでした。中古の物を渡しての支援というのは難しいものです。支援物資は新品で行うべきという議論も目にしました。
でも、許容範囲のわかるプログラマー同士です。中古になんの問題があるでしょう。ないです・同じ趣味の友人が困っていたら、その友人の許容範囲がわかり、趣味のエリアでのサポートを個別に中古品であっても行うのはありかと思いました。
万人向けではありませんが同胞へのケアは考えていきたいものです。友人のような被災プログラマがいたら、少し古いパソコンを寄付するというのはアリなのかもしれないなと思っています。
何もできない夜にだって、ネットにつながってないパソコンだってプログラマにとってはとても気が紛れるツールとなります。
今後も、いわゆるボランティアには参加しない人かもしれません。でもどんな形であれ広い意味で、困っている人をサポートできたらなと思っています。
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