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ブロックチェーンはディストピアを生み出すか

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  • maromaro0115
  • 2018/06/24 14:13
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ブロックチェーン及びスマートコントラクトの切り口から少しだけ考察を。

(相場がカオスなので夢物語でも考えてみます)

DACという表現で語られることもありますが、いわゆる管理者のいない企業体について。


ブロックチェーンにより

・信用の担保

・改ざん体制

・トレーサビリティ

・分散処理

ここらへんが果たされ


スマートコントラクトにより

・契約の自動化

・中間効率の向上

ここらへんが果たされます。


これらがなされるとどうなっていくかについて、様々意見が既に出ていますが、

現状まだ推測と希望の粋を出ない状態です。

「ここ数十年のインターネットとコンピューターの進歩」

これにより、ブルーカラーの代替が一気に進みました。

単純作業のオートメーションが起き、人の手を必要としなくなったものが多数存在します。


ブロックチェーンにより、次に言われているのがホワイトカラーの淘汰です。


淘汰というのは全ての代替ではありません。

一部(もしくは大部分)が取って代わられるという意味合いです。

今の「人が行っている作業」は「信用の確保」です。


保険の手続きをする際に窓口にいる人は本人と契約内容に確認を行い

バックにいる人はバックグラウンドと将来性の確認を行います。

過去のデータを参照し、個人の確認が全て問題なかった場合に保険の契約が完了します。


今までは自動では出来ませんでした。

参照したバックグラウンドなどが「良し」なのか「悪し」なのかの判断を行うにはあまりに複雑だからです。

変数がとても多いため、自動化したところで余計に人的コストを生み出してしまう可能性が高かったからです。

本人確認、契約内容の確認、バックグラウンドの参照、審査基準との照合、契約の締結…

ここらへんをブロックチェーンが代替出来る可能性を示しています。


本人かどうか、電子署名が果たしてくれます。

改ざん耐性、トレーサビリティ、分散処理、ブロックチェーンの根幹ですね。

契約の自動化はスマートコントラクトのコア機能です。

それらにより中間効率がはるかに向上します。


契約における懸念は

・本人なのかどうか

・契約を結んで大丈夫な人かどうか

・契約の巻き戻し(わたし、そんな契約結んだ覚えありません という後からの逃げ)

最後の契約の巻き戻し懸念についてですが、今の世の中は人対人でできているため、この余地が生まれています。


ブロックチェーン及びスマートコントラクトの特徴として

「契約の確実な実行」があります。

請求書を送っているのに無視されることがなくなります。

強制的に契約不履行のときのオペレーションが執行されます。

ここも今までは人がやっていた部分ですね。

それもホワイトカラーの人たちが。


では、ホワイトカラーはどんどん淘汰されていくのでしょうか。

おそらくそんなことはないでしょう。

ですが、ホワイトカラーは極限まで二極化すると思います。

要するにブロックチェーン/スマートコントラクトに「使われる側」の人と

ブロックチェーン/スマートコントラクトに「一定の指示を出す側」の人です。

ブロックチェーンももちろん誰かが作り、最初のルールを決めないといけません。

それによってブロックチェーンが生み出されるわけですから。

(AIが作り出すという更に飛躍した話は今回は割愛します)

これはディストピアなのかとよく言われますが、そうばかりとも思いません。

ディストピアの中でも全体利益、全体水準が上がれば必ず再分配が起きます。

なかなか抽象的な概念論と夢物語でしたが、自分が死ぬまでにどういう進化を遂げていくのか、最後までとても気になります。

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公開日:2018/06/24
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  • @hiroyuki0115
ブロックチェーン/仮想通貨に関心を寄せる都内IT勤めです。1年前まではソーシャルバブルのど真ん中でベンチャー経営を6年ほど行っていました。

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