健康的な食べ物を食べて、バランスのいい食生活、野菜も肉も魚も穀物も均等に・・・
こういう意味での「大切に」という意味ではありません。もちろんそれも大切なんですが、それはビジネスカテゴリーじゃなくなっちゃうので笑
中国人と言えば限定的ですが台湾、香港、シンガポールなどの中華圏の人たち、そして海外に移住してる華僑というくくりの方がしっくりきますね。
華僑の人たちは友達やビジネスパートナーと関係をより深くするために食事をすごく大切にしてる感覚があります。
美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲む。そして親交を深めて友情を高めたりビジネスパートナーとしての信頼を育む。美味しいものを食べたら幸せになって、愚痴とか文句の会話って減りません?僕はそういう経験が多々あります。
僕がシンガポールに行った時に、香港人のクラスメートとご飯に行ったんですが、移動のタクシー代からご飯代まで全部出してくれました。
「いいよいいよ!割り勘にするから!」って言っても「いいよ〜。俺が今度日本に行った時は美味しいご飯奢ってくれw」くらいのノリで、払わせてくれないんですよね。
これ、香港にいって知り合った人も、台湾に行って知り合った人、中国に行って知り合った人全員に何かしらご馳走になった記憶があります。
やはり日本と似てる部分があって、食事でおもてなしをするっていうのが、共通の認識なんでしょうかね?
ただやっぱり中華圏の人たちの方が食事でのおもてなしのウエイトが高いと思っています。
ヨーロッパの人もアメリカの人も、たまにご飯に一緒に行きましたが、めちゃくちゃ仲のいい友達じゃないかりぎ「奢る」文化じゃないのかなと。
ただ西洋の文化の人たちが冷たいのかというと、そうではありません。
食事にたいしてそういう奢る文化がないだけど「日本からセミナー受けに来たよ」って言ったらいろいろ気を使ってくれて「こんなレストランがあるけど、今日一緒に言ってみる?こういう観光地があるから連れて行ってあげるよ!お土産はどんなのがいいの?」とか、そういう部分で気を使ってもらえます。まぁこの辺は文化の違いですね。
さて、中華圏の人の話題に戻ります。
そうやって食事で親交を深める中華圏の人たち。
ただ莫大なお金が絡んでくるビジネスパートナーとの食事は、ただ単純に食事を楽しむというだけじゃないケースもあるんです。
ビジネスの商談中は緊張したり、腹の探り合いで表情や声色、本音と建前、もっと言えばおせじや嘘が飛び交いますよね?
でもそれは商談中の話。
美味しいご飯やお酒を飲んでると、どうしても表情のコントロール、視線などがおろそかになってしまいます。
だって美味しいものとか食べてたら本音の会話になるじゃないですか?そこにお酒もはいれば理性のコントロールなんて、よほど訓練されたスパイくらいじゃないと無理でしょう笑
中華系の経営者や財をなした人は、人を見抜くためにも食事という機会を設けるそうです。
確かに。合理的な手段ですね。
もし「こいつ、何考えてるかわからん。もしかして嘘ついてるんじゃない?」という疑わしい人が商談相手だったら、食事に行ってお酒とか飲んでる間に、本気で笑ってないとか、目が笑ってないとか出ると思うので、ぜひ使ってみてくださーい。
作り笑いだと、表情と目とか口の緊張が緩むタイミングに違和感を感じると思うので。
これは文章で表現し難いんですけど、そういう観察をしてれば結構慣れてくるのでおすすめです!
ぶっちゃけ、キャバクラとかでも「こいつ、表情とか目とかうさんくさい」みたいに観察するのもいいかもしれませんね笑