最近、気になる風景があったら必ずシャッターを切ろう、そう思ってるかねこです。本日は一枚もシャッターを切ってません。気になる風景は全てで、その素敵な風景を構図でどう切り取るか、そう思ってます。
なぜ、構図によって、配置によって人はそこに何か特別な感情を感じるのかとても興味深い今日この頃、一枚もシャッターを切らなかった僕はそもそも写真を撮る気があったのだろうか。
そういえば、なんで写真を撮ろうと思ったのか。ブログのサムネイルに使おうと思ったから。和風な雰囲気を作りたいからインスタグラムに日本の日常の風景を載せようと思ったから。
僕たちはこの世界を目というレンズで見ている。そこからインプットされた情報を脳が認識してそこに何かを感じる。きっと外部に存在するレンズを通して、触れることのできない自分を見ていたかったのだろう、
さて、僕は一体何をいっているのだろう。こういうそれっぽい、ふわっとした理由。こんなのはもういらない。もしレンズを通して見たいのならやなり作品を用意しないといけないだろう。それも無いのにこんなことを文章にするのは謎だ。
昨日のブログにも少し出した実例からこんなことを考えていた。ふわっとした理由で自分を誤魔化して意思決定していくのはイヤだ。今日はこのことについて向き合っていきたいと思う。
昨日のブログに書いた、ふわっとした理由で意思決定が進んだ話。
付き合ってない男女が一緒に住むことになったらしい。その話をその女性から聞いた。僕は「なんで住むことにしたの?」と質問するとその女性は、男性の方から"定期的に会うのめんどくさくない?一緒に住んだ方が良くない?"と言われたから「それはそうだよね!」となったらしい。
僕はこの話を聞いて一年以上経つが、最後の「それはそうだよね!」がさっぱりわからない。そして「会うの面倒だから一緒に住んだほうがよくない?」の言葉もさっぱりわからない。二人とも何の会話をしてるのかわからない。
とりあえず「その人、好きなの?」と聞くと「うーん、ベストではない」と答える。。本人も今の状態がベストではないらしい。
なぜこんなふわっとした理由で意思決定したのだろう。ふわっとした理由で進む時には何かしら優先しているものがあるはずだ。例えば最初の写真の話。
芸術家っぽいことをやっているようなことを書いてカッコつけたかったのだろう。サムネイルのためにしておけばまだマシだったのに、それだけだとカッコ良さに繋がらずにレンズを通して自分を見つめる」など、ふわついた中身のないことを言って芸術家の雰囲気を出したかったんだと思う。
アートは雰囲気ではない。白いシャツ着て髭伸ばしてふわついたことをいって、キュビズムな絵を描けばアートになるわけじゃない。アートには価値があるから雰囲気が漂う。マルセル・デュシャンはトイレを飾った。その瞬間「あれ?」と世間が思った。それまではトイレだった。
つまり僕はアートについての考えが及んでなかった。もっと考えて感じて作品を作って苦しんでみてまだ価値が出ない。そんなもんだと思う。簡単なやり方でふわっと雰囲気を味わいたかったのだろう。文章だけで書くことで。
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楽してそんなお金入るわけない。引っ掛かりもしない。わかっているのになんでアートはそんな楽してできると思ったのだろうか…。。
「芸術家を気取りたかった」。優先した気持ちはそれだろう…。こうやって認知すると自分で自分に言うのもなんだか「ダサい…」。もう芸術家気取る文章は書くのはやめよう…ダサい。
付き合ってもない男女で定期的に会っており、ベストと思っていない、それを踏まえて考えれば大人の二人の関係性は誰でも想像にたやすい。
そんな中で優先したものとはなんだろう。二人で住むと経済的に楽、家賃が折半。自分ではベスト、彼氏と思っていなくても外面では彼氏と言えるから周りにはリア充と思われる、そのほかにあるだろうか。。二人だと寂しくない?いや、その発想ならその関係が一番寂しい…。家賃が折半の代わりに時間も折半、部屋の中での自由度も折半。
例えば、コロナでオンラインでの活動や配信が多いが、防音が聞いていたり部屋が広いなら良いが、朝から生配信したり動画素材を作ったり撮ったり、朝と夜がひっくり返ったら一日中できないなぁなんて思うのは僕がそうだからだろうか。やってない人はそんなこと考えないのかな。
こうやってふわっとして考えずに流れるようにくる思考を一旦止めて、ふわっと部分の優先してるものを考えて認知してみると、ふわっとしたのって危ないなぁ…良くも悪くもそう思う。
自分がふわっとした考えて意思決定をしてある状態になると、その状態に慣れてしまう。その状況でできないことは仕方ないよなぁ、と思ってしまう。僕が宇宙に衛星を飛ばしてインターネットを全世界で無料にすることを諦めているように。
でもやってる人が実際にいる。人類を救うためにロケットを作って火星に移住する、そんなことをやりたいと思っても僕は無理だよなぁと諦めている。でも実際にイーロン・マスクはやっている。
そんなことはできない僕かもしれない。それでも今の自分のベストを更新していきたい。ふわっとした決断でやりたいことから遠のいて、仕方ないよ、無理だから、と言う状態は避けたい。そのような状態にならないようにするのが大事だ。
そんな話は以前にブログで書いたが、生まれながらなことは受け入れて慣れていく、良し、と思う。しかしそれ以外のことは自分で変化できるやうに最悪の事態は避けるように事前に可能性を減らしていく。
そのためにはふわっとした決断をしない。思考を流されない。営業電話で良くある、質問で始まるやつに「ちょっと待った、それなんの用件ですか?」聞ける人もいると思う。あれだ。思考を流されないようにする。自身でしっかりと立ち止まり意見する。
ふわっとしたことで何を優先しているのかを考えてみれば全然たいしたことではない。優先すべきことではない。だからこそ流れるように考えさせないようにするんだと思う。オンラインやチャットで勧誘は難しい。だから会いたがるのだろう。雰囲気や周りの重圧を使うために。
集団のなかで時としてはそれが強い時もある。そこにも打ち勝つべきではあるが、日常の中ではそういったことは減らしていきたい。少なくとも好きでもない人と一緒に住む時は。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝6:30〜コーヒーとジャズと演奏生配信。演奏動画にテキスト解説。みてるだけで音楽教養かも。かねこのジャズチャンネル。チャンネル登録よろしくね(✿︎´ ꒳ ` )↓
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