「フリーランスの仕事ってどうやってとっているのですか?」と聞かれると「つながりです」と答えるのですが、「そもそもどんなつながり?」とピンときてませんでした。
それならどのように仕事が入ったのか細かく分析してみようと思ったので書いてみます。
以前にテレビ関係のプロデュースでライブ演奏のサポート仕事をしたことがありました。それがどのように入ってきたかを遡ってみます。
ある日知り合いのアーティストから「オーディション用の音源を作って欲しい」と依頼されました。
その後無事合格して「せっかくなら音源を作ってくれた人に弾いてもらおう」となり、僕に演奏依頼がきました。
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この仕事のきっかけはアーティストさんと知り合っていたからです。このアーティストさんをAさんとします。
そしてAさんは僕が「ピアノを弾ける」、「音源を作れる」というスキルを持っていることを知っていて、すでにこれらを体験していました。
・Aさんは僕のスキルを知っていた。
・Aさんはそのスキルをすでに体験していた。
ある日、知り合いのギタリストさんから「Aさんのピアノを弾いてほしい」と依頼されました。それがAさんと初対面。
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これはギタリストさんとのつながりがきっかけです。
そしてギタリストさんは僕のスキルの「ピアノを弾ける」を知っていて、そのスキルを体験しています。
・ギタリストさんはスキルを知っていた。
・ギタリストさんはそのスキルを体験していた
ある日、ライブハウスでBさんというアーティストのサポート演奏をしていました。その日の別の出演者のアーティストさんのサポートギタリストがその人でした。
別のアーティストさんはピアニストを探していたらしく、そのギタリストさんが僕に「ピアノ弾かない?」と依頼してきました。
きっかけはBさんというアーティストと知り合っていたからです。
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ギタリストさんとはその時が初対面。しかし「ピアノを弾ける」というスキルを当日見ており、知っていて体験しています。
しかし当日すぐ声をかけるとは珍しいです。この件に関して後に聞いたことがあります。
すると「昔の大学時代の先生に似ていて声をかけやすかった」と言っていました。笑
もう一点、彼は割とすぐに人に声を掛ける性格の持ち主でした。(ナンパも得意でした、、、)
・ギタリストさんは、僕のスキルを知っていた。
・ギタリストさんは、僕のスキルを体験していた。
・ギタリストさん的に僕は声をかけやすかった。
・ギタリストさん自体が社交的なタイプだった。
ある日知り合いのイベントオーガナイザーさんが小さなライブバーを始めました。オーガナイザーさんが自分でアーティストを探してきてはブッキングをしていました。
ライブは毎週末行われて、そのアーティストさんたちにピアノが必要な場合は僕が担当していました。その時にオーガナイザーさんが出演者として連れてきたのがBさんでした。
きっかけはオーガナイザーさんです。
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Bさんはピアノを必要としていなかったのですが、そのイベントでよく顔をあわせるようになり、ある日Bさんが別のイベントに出る時にピアノサポートを依頼をされました。
そこから定期的に依頼されるようになりギタリストさんが出ているイベントにでることになります。
ちなみにBさんは社交的な方です。
・Bさんは僕のスキルを知っていた。
・Bさんは僕のスキルを体験していた。
・Bさんは社交的なタイプだった。
Cさんというアーティストをライブサポートした時にでたイベントの主催者がオーガナイザーさんでした。
きっかけはCさんです。
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オーガナイザーさん自体はそこまで社交的な方ではないので僕は最初そこまでコミュニケーションをとってませんでした。
Cさんはオーガナイザーと仲が良く僕のことも割と好意的に伝えてくれていたようです。
その後オーガナイザーさんにライブバーの話をされて、アーティストさんたちのサポートをすることになります。
・オーガナイザーさんは僕のスキルを知っていた。
・オーガナイザーさんは僕のスキルを体験していた。
・オーガナイザーさんは社交的なタイプではなかった。
ある日、大学の先輩から連絡がきました。「知り合いがピアノサポートさがしてるんだけどやってくれない?」とのこと。
引き受けてリハーサルスタジオに行った時がCさんとの初対面。
その後、Cさんのピアノサポートを定期的にやることになりました。
きっかけは大学の先輩です。
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Cさんと仲の良い友達に聞いたのですが、Cさんは好みが激しい人らしく、僕はなんだか使いやすかったみたいです。笑
ちなみに僕はそんな人畜無害な人というよりは割といいたいことビシバシ言っちゃう方です、、、
・Cさんは求めるスキルを持っている人を紹介してもらった。
・Cさんは好みの激しい人らしい
これは大学に入ったからですね笑
ちなみにその先輩は僕のスキルを知っていて、体験もしていました。
・先輩は僕のスキルを知っていた。
・先輩は僕のスキルを体験していた。
1. 大学に入る
2. 先輩と知り合う
3. Cさんと知り合う
4. オーガナイザーさんと知り合う
5. Bさんと知り合う
6. ギタリストさんと知り合う
7. Aさんと知り合う
8. 仕事を依頼される◎
1~8の間は時間にして14年くらいかかってますね....
とくに7~8の間で7年くらい経ってますね笑
ほとんどの依頼者は僕のスキルを知っており、そのスキルを体験しています。(Cさんのみ紹介なのでしらないです)
ただオーガナイザーさんはスキルに関しては専門ではないので、おそらくCさんの意見を参考にしたのではないかと思ってます。(じゃなきゃ依頼できないはず…)
細かいところは記載を省いてますが、依頼者が社交的な場合は僕のスキルを自身で知っており体験していることがほとんどです。
依頼者が社交的ではない場合は、依頼者の仲の良い人の評判などが重要な依頼の決定項になっているような感じがします。
8に至るまでのうちの報酬のほとんどは交通費程度でした。それでも自身がやってみようというインセンティブがどこかにあったのかと思います。スケジュールのやりくりも無茶して大変だったのを覚えてます…
つながりというのはすぐに結果になるものではなく7~8年くらい待ってようやく仕事につながるものなんだなぁってこの分析を客観的にみて思いました...。
長くなったので分析の総括は別の記事でやろうともいます、、(予想以上にながくなってしまった)