仮想通貨の基盤技術　ブロックチェーンについて解説

初めまして。jonaと申します。

ALISの目指すトークンエコノミ―社会の実現に向けて自分のできることからお手伝いさせて頂けたらと思っておりますのでどうぞ宜しくお願い致します。

さて、いきなりの質問になりますが「なぜビットコインはただのデータの取引なのに何万という値(価値)がついているのでしょう？」この背景にはビットコインの基盤技術であるブロックチェーンという技術が大きく関係します。ブロックチェーンはインターネットと同じくらい革命的な技術とも言われており、インターネット上のデータに価値をもたらした技術と言っても過言ではありません。そんな凄いブロックチェーンの技術内容について少しづつお伝えできたらと思います。

●ブロックチェーンって何？

まずブロックチェーンという言葉ですが、ブロックと呼ばれる情報の塊が存在し、そのブロック前後にもブロックが存在して一筆書きのように1本の線で繋がっている状態を想像して頂ければいいと思います。もう少し詳しくしますと、一定期間の情報をブロックの中に記録し、次の一定期間の情報と一つ前のブロックの情報と共に次のブロックの中に記録することで、連続したブロックの間に情報が繋がっている証明をしながら記録が行われていく仕組みです。この仕組みによって今後社会の構造がガラッと変わってしまう可能性を秘めています。

●ブロックチェーンの特徴って何？

ブロックチェーンの特徴は大きく分けて次の3つになります。

①分散していること(中央集権でないこと)

➁誰でも情報にアクセスすることができること

③セキュリティが高いこと

それぞれ見ていきましょう。

①分散していること(中央集権でないこと)

ブロックチェーンは分散型ネットワークが利用されています。分散型ネットワークとは世界中のネットワーク参加者全員が同じ通帳のようなものを参照し、取引(または情報のやり取り)があれば全てこの共通の通帳に記録されます。この新しく記録された内容はネットワーク参加者全体に共有されます。世界中で同じ内容のデータを持っているため、一部の参加者がいなくなったとしても今までに記録されたデータが消えることはありませんし、一部のパソコンだけハッキングをしようとしてもその他過半数が正しいデータ持っている限りが改ざんされた内容が全体に浸透することはありません。正しいデータかどうかの検証はビットコインのブロックチェーンでいうマイナーが行っており、マイナーは基本的に個人の集まりです。特定の管理者がいないので非中央集権ともいわれています。

➁誰でも情報にアクセスできること

ブロックチェーン上の情報については誰でもアクセスることが可能です。ゆえにそのデータの中身を知ることもできますし、中身が正しいのか誰でも検証することが可能です。ビットコインのブロックチェーンで言えばどういう内容の取引がどのブロックで行われたか把握することが可能です。ただし送り先の個人名や送り主の個人名は特定できないように公開鍵と秘密鍵という技術が用いられています。

また、中にはアクセスできる範囲が限定されたプライベートブロックチェーンと言われるものも存在します。反対に誰でもアクセスできるものはパブリックブロックチェーンと言われます。

③セキュリティが高いこと

ブロックチェーン上で一度確定されたブロックの内容を改ざんする事はかなり難しいです。どういうことか説明しましょう。まずブロックチェーンは以下のようにブロック連続してが繋がっています。

[ブロック1]---[ブロック2]---[ブロック3]

ブロックの特徴として、ブロック2にはブロック1の情報が格納され、ブロック3にはブロック2の情報が格納されています。このように各ブロックにはその一つ前のブロックの情報を含んでいます。そのため、仮にブロック2の内容を改ざんすると既に存在するブロック3の持つブロック2の情報が合致しなくなります。そうなるとブロック2は正当なブロック認められません。このように常に正しく認められたもののみが長いチェーンを作ることができます。

以上いかがでしたでしょうか。拙い文章ながらブロックチェーンの面白さを少しでも感じとって頂けたら幸いです。また今後もブロックチェーンの技術的内容を掘り下げていこうと思います。

読んでくださった皆様、ありがとうございました。