沖縄移住した私が初めて沖縄に上陸したときの話 その15

冬の寒い海に入ると陸にあがるときも大変です。

濡れた身体で風に吹かれるので、極寒を味わうことになります。

全身を震わせながら何とか着替えを済ませ、宿へと戻りました。

最悪なコンディションではあるものの、

一応これで「日本一美しいビーチ」といわれる

ニシハマで泳いだという実績を残すことが出来ました。

海から上がり着替えても寒いことに変わりはありません。

原付に乗るとなおさらです。

凍えながら宿に戻ると、相変わらずメンバーの一人は寝込んでいます。

もう元気なメンバーはいません。

まだ夕方ですが、誰も外には出たがらず、部屋でゴロゴロするのみ。

７人のメンバーのうち４人は、波照間島に泊まるのはこの日だけ。

翌日は西表島に行く予定です。

本来であればもっと見るべき場所はあるのでしょうが、

天気が悪いというだけで、すっかり心が折れてしまっていたのです。

こうしてみると「なんて辛い旅なんだ」と思うかもしれませんが、

その辛さを仲間同士でシェア出来るので、いい思い出として、

その時のメンバーで集まると

必ず「あの時、こうだったよね～」といった会話で盛り上がります。

友人との旅行の際は、ちょっとだけ無茶をするのもいいものですよ。

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