ハイパー・インフレが年末100万%にも達するのではと言われ、国の紙幣が文字通りに紙屑同然、というか尻ふき紙以下という経済危機真っ只中の国、ベネズエラ。
法定通貨への信用はすでに失われ、国家までもがもはやICOスキャムにしか聞こえない「石油に裏付けされた暗号通貨ペトロの発行」を余儀なくされている異常事態に、国民が信用を見出したのは政府発行のペトロではなく、DASHだった。
決済スピードが速く、スマホとインターネットさえあれば即座に使えるこの未来のお金は瞬く間に、現実に使えるお金として庶民の間に広まりつつある。
暗号通貨の普及は先進国より、こうした法定通貨への不信が目の前にある国々から急速に拡大して行っているようです。
世界に20~30億人はいると言われる、既存の金融システムからはじかれたアンバンクトな人々に、インターネットとスマホがあれば即座に経済活動へのアクセスを与える暗号通貨技術。これが普及しない理由があったら教えてほしい。
え、でもそもそも、そのインターネットへのアクセス自体がまず難しく、スマホの普及率だってまだまだなのが、そうした国々の現実なんですけども。
ウォレットの開設もSMSで22625宛に‘DASH’と送信。その後、‘CREAR’と送れば即開設、みたいなシンプル操作。まだまだNokia等の古い端末が現役のベネズエラにおいて、このお手軽さが与える普及力はハンパないものと。
この発表を受けてDASHチャートは一時13%も急騰。
他のラテンアメリカやアフリカへの普及、そうした国々への海外からの国際送金サービスの利用頻度の高さも考えると、DASHのこの戦略、すごく面白い。
肝心のkatakotoさんDASH持ってない。