この記事は、2019年8月19日にfreedomhkg.netが以下の活動の一環として、台湾の自由時報に掲載した意見広告を日本語訳したものです。
中国語繁体字の原文は冒頭写真のとおりですが、以下のようにツイートしました。
なお、記事公開から数日のうちに、以下の機能を使う予定です。
また、日本語を解する方は、同日に日本経済新聞の18面に掲載されたfreedomhkg.netおよびDemosisto(www.demosisto.hk)による意見広告も合わせてご覧ください。
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自由時報(2019年8月19日)1面
香港ー自由が強権に対抗する前線
7月21日、香港当地の黒社会のある組織が、電車の中にいた一般市民を無差別に攻撃しました。警察はまったく何もせず、社会の大きな反発を招きました。
香港警察は市民を守るという責務を果たさず、かえって暴力的な手段によって、警察の失態を追及する市民を攻撃しました。殴打、逮捕、催涙ガスを使用した主な地下鉄の駅での攻撃。銃で救急スタッフの頭部を撃ち、街行く市民を理由なく拘束し、個人の携帯情報を密かに調査し、市民のバックパックに無理やり武器を差し込んでそれを基に拘束し、市民を負傷させた黒社会の暴徒を捕まえませんでした。市民はもはや警察隊を主な攻撃対象としています。香港政府は警察隊に対して、すでにコントロールを失っています。香港は人道的な危機に陥りました。
自由と安全で知られた香港は、中国による統治のもとで、今のような状況にまで落ちぶれました。かつてはそのプロ意識と市民を保護することで知られた警察隊は、中国の長期にわたる影響のもと、洗脳と改造によって、市民を憎む違法暴力集団へと成り下がりました。
これは自由な世界に対する重要なシグナルです。
中国は過去数十年、自由な世界の各国に影響を与えました。そして、その最終的な結果は香港のようなことになるのであって、知らず知らずのうちに自由が失われ、みんなが気づいた時には、至る所でデジタル技術による監視がおこなわれ、警察と黒社会が協力して市民を統治する警察国家が生まれています。中国が香港を征服してから、彼らの統治方式が拡散を続けました。彼らが彼らの東亜における強権的王朝を復興するという夢は、同時に自由な世界と現代文明にとっての悪夢でもあります。香港は今まさに悪夢の真っ只中にいます。
わたしたちはすでに少なからぬ人々が死傷し、多くの市民が拘束されているけれども、わたしたち香港人は、自分たちが自由な世界の先達者となることに、光栄な気持ちでいます。人類が再び強権的(全体主義的)な統治に回帰しないということになれば、わたしたちが流した血や涙は価値のあるものになります。台湾のみなさん、ありがたいことにあなたたちは、強権的な軍事的威嚇や経済的な圧力や外交上の孤立に対して長期にわたって身を呈して抵抗し、ひとつの自由のともしびを守っています。わたしたちのこの暗黒の時代にとって、それはひとすじの希望となっています。
あなたたちの総統は、わたしたちに支援の手を差し伸べたいと言いました。わたしたちは大変感激しました。わたしたちは雪中送炭の恩義を忘れません。
友人たちよ、中国の影響をどうか防いでください。あなたたちの国家の安全を強化してください。彼らはあなたの政客を買収します。彼らはあなたの政府に人を潜り込ませます。彼らはあなたの起業家にビジネスを通じた脅しをかけます。彼らはあなたの内部を分断します。彼らはあなたに与えられた自由と平等を濫用します。彼らはあなたがた人民を惑わせます。彼らに強権的な統治が非現実的な幻想であり、彼らの民主と自由に対する自信を失わせてください。
これはすべてあなたたちを統治するためのものであり、こうしたことがおこなわれることを力を尽くして回避しなければなりません。どうか香港を見てください。これが彼らが統治した結果です。甘い言葉に惑わされ、彼らが約束した安寧と繁栄は、最後には暴力と混沌を与えるだけとなります。わたしたちの身体の傷跡が、まさにその証拠です。わたしたちのところで起きたすべてのことに注意してください。わたしたちは血をもって、中国によって統治された未来を全世界に知らしめようとしています。わたしたちの流した血が価値あるものとなるように、この意見広告を、まだ気づいていない人たちにできる限り伝えてください。
特に注意してほしいことは、わたしたちの政府スタッフ、親中派の議員、および紀律部隊の人々は北京に対して確固とした立場を持っており、あなたたちが知っているように、彼らはかつて台湾にわたって盗撮活動をしていました。わたしたちはこのような恥ずかしい行動をした人々のことについて台湾人に謝り、台湾の関連部署でしっかりと彼らに対して対処し、あるいは入国を禁止し、彼らが台湾でスパイ活動を展開することを防義、あなたがたの国家の安全を守るように提案します。北京に忠実ないかなる香港人が、わたしたち香港人に対して造反者だと言ったとしても、わたしたちは彼らを守ることはありません。
以上。わたしたちは戦いに戻ります。機会があれば再会しましょう。
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