ALISには台湾のインディーズバンドの記事を書きましたが、もちろん、もっとメジャーなミュージシャンやバンドがたくさんいます。
あまたいる台湾のバンドのなかでも、僕がデビューの時から聴き続けているのが…
五月天は台湾では知らない人はいない、と言っても言い過ぎではないほどの国民的バンドです!
日本でもGLAYとの共演が話題になったり、日本でのライブや、日本語の楽曲も公開しているなど、日本の知名度は高いほうじゃないかなぁと思います。
そんな五月天の楽曲、僕はデビューアルバムに収録された「瘋狂世界」を聴いた時に、「あ、ミスチルっぽい!」と感じました。
(以下、MVはすべて五月天の公式Youtubeチャンネルからのリンクです)
今から20年前の楽曲ですからねぇ。みんな、若いなぁ…
そんな国民的バンドである五月天のセールスポイントはいろいろとあるのですが、僕がすごいなぁと感じたのは…
というところです。
台湾にはいわゆる公用語としての中国語とともに、生活言語としての台湾語があります。
歴史的に、台湾語は中国語の「下位」に置かれてきたということもあって、芸術も含めたあらゆる分野では、中国語が圧倒的に「優位」に立ってきました。
もちろん、1980年代後半の「民主化」以降、台湾語の「復権」がいろんな分野でおこなわれてきています。
そんな状況のなか、五月天は台湾語を使った現代的な楽曲をたくさん発表してきました。
そこで、突然ですが…
あ、でも、どの曲も好きなので、順位はつけません。
まず、1曲めはこちら!
「垃圾車」というのは、「ゴミ収集車」のことです。
タイトルだけ見ると「なんの歌?」という感じですが、優しい楽曲の雰囲気を聴いてもらうと、「ラブソングかな?」と思ってもらえると思います。
歌詞の内容としては、毎日やってくる「ゴミ収集車」のようにあなたにいつも寄り添って、あなたがずっとキレイであるように想っていますよ、という感じです。
いつも優しく、あなたのそばににいるよ、というメッセージが込められていますね。
続いて、2曲めはこちら!
「垃圾車」の優しいラブソングとは違って、ロックな雰囲気の楽曲も五月天が得意とする分野です。
台湾の友人としゃべっていると、何かお願いした時によく「OK啦!OK啦!」と言います。
これは日本語で言う「いいよ、いいよ」「わかった、わかった」という感じですね。
ノリが良くて優しい台湾の人たちの気風を表現する言葉のようで、僕もついつい使ってしまいます。
なんでもOK!というノリノリの雰囲気が伝わってきますね!
そして、最後の3曲めはこちら!
曲名に「I love you」と入っていることからわかるとおり、とってもメロウなラブソングです。
「無望」というのは、「望みが無い」「これからが見えない」という意味の言葉です。
手の届かない相手への切ない想いを歌っている内容なんですね。
サビに入る時の「I love you無望」というフレーズに、心をグッと持っていかれます。
以上、僕の台湾語カラオケ定番曲(誰も聞いてない)でもある、五月天の僕的台湾語楽曲ベスト3でした!