今日は2つ記事書いてます。よければ閲覧してください↓
私が好きな本の一つに、伝説の投機王と呼ばれている
入門者なら、情報に飛びつくことの怖さが役に立つと思うし、
初心者なら、ブレイクアウトや支持線・抵抗線、出来高、勢いなどを重視して売買することの大事さがわかる。
初級者なら、新高値を越える成長株の取り方、損切りの重要性、満額張ることの危険性
中級者なら、相場をする者の心の持ち方、失敗からの学び方、知識を知恵に、技術を技能に変えるヒント
上級者なら、大局観の重要性(セクターや、市場全体、商品の値動きなどの把握)、資金管理(リスク管理)のコツ、相場師としての人間関係の距離の適切な測り方など。
プロなら、、、これ、仕手戦のノウハウまで書かれてるのね。ちょっとびっくり。
とレビューしています。
どのレベルの方でも楽しい内容です。
昔の描写が多いので、最初、読み進めるのに億劫になるかもしれませんが面白いです。
詳しく彼を知りたい方はこちらからどうぞ。
【https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェシー・リバモア】
wikiにも書いてありますが、彼の伝説の一例としてこんな内容があります。
1929年9月4日、世界恐慌の引き金となった暗黒の木曜日に向けた空売りを行ない、1億ドル(現在の貨幣価値で4000億円)以上の利益をあげる。10月24日、リバモアは大量の売りポジションを持っており、もし彼がこのまま売り続ければNY市場は本当に崩壊しかねない状態であった(リバモアは売り買いが上手くいっている時にさらに積み増すピラミッディングを得意とした)。ついにJ・P・モルガンがリバモアにわざわざ使いをよこし、市場を救済するため、これ以上の売りは行わないよう要請してきた。これを受け翌10月25日の朝、リバモアは猛然と買い戻しに入り、主要なあらゆる株をも買い捲る行動に出た。これをきっかけに市場の流れは変わり、暴騰相場が始まった。銀行家達は、リバモアの愛国的な行為に感謝した。
リバモアの別名
多分これは同じ事思っている読者の方もいらっしゃると思います。
というのも、買うのは売るのより遥かに簡単だからです。
人の心理的な所でもありますが、基本的に株でも右肩上がりな訳です。
なぜかというと、何か悪材料出た場合でも、企業は改善し成長していくからです。(もちろん例外はありますが)
例えば最近だと大塚家具もAmazonに進出するというニュースから株価も少しずつ戻して来ています。
大塚家具【8186】の6ヶ月チャート↓
【経常利益 進ちょく状況】↓
このように業績がボロボロで上場廃止されるだろうと言われているような会社でも、何か対策を立てて業績回復を行う訳なのです。
話は戻りまして、
この本を久しぶりに読んでいたら、
欲望と幻想の市場 P198
相場は必ず大団円で終わるわけではないし、
また逆に突然反転するというものでもない、ということだ。
相場が全般的に下げ始めるよりも
かなり前に強気相場が終焉を迎えているというケースもままあるのだ。
この時は、上昇相場を牽引していたいくつかの銘柄が
高値から数ポイント下げ、かつ、この数ヶ月で初めて戻さなかったことで
上昇トレンドは確かに終わり、これからは戦術を変更する必要があった。
簡単なことだが、
強気相場ではもちろん価格はおしならべて上昇する。
だからそのうちこのトレンドに反して動くものがあれば、
経験を積んだトレーダーならその銘柄については何かおかしいと判断できるはずだ。
ここの解説として、まず地合いは非常に良い状態であったという事です。
かく言うリバモアも強気相場に乗っかっていたと書いています。
ただリバモアは、相場の観察をしっかりしていたという事です。
皆、いつかこの相場の終わりが来る事を理解していただろうとも書いています。
地合いが悪くなっても、自分が保有している銘柄だけが助かるって訳じゃなく、
だからこそ、勇気を持って投げ捨てる思考・行動は必要だと感じます。
また、日々の相場から、何かキャッチできたのであれば、
それを大切にする事をおすすめします。