どうま。まっきーです。
マスメディアで働く私が『ALISに期待すること』を書きたいと思います。
まずマスメディアの現状を言わせていただくと「ひどい」です。何がひどいって上げだしたらキリがないのですが、まず「嘘」がひどい。取材対象への気遣いや昔からの関係で真実とは違うことを報じなければいけないことはしばしば。さらに、煽り記事や飛ばし記事なども多く、ジャーナリズムのカケラもない報道をしなければいけないのです。
私の場合は新聞社ですが、現場で仲良くなるテレビ関係者の話を聞いても同じような現状で、現場の社員は同じ不満を抱きながら働いています。ではなぜそのようなビジネスモデルで成り立っているのかというと、お金を払ってくれる顧客がいるからで、そこに広告を出す企業さんがいるから。つまりまだ需要が残っているからなんです。
もちろんしっかりした情報もありますよ。競馬を始めとするギャンブルはまだまだ新聞の方が読みやすかったりしますし、一般紙が切り込めない政治の記事では少し攻めた報道もできるのでそれなりの価値はあります。しかし、ネット社会化した現代においてマスメディアの「嘘」が一般にバレ始めているのは事実です。スマホの普及により誰でも情報に接することができますから、マスメディアの報道の裏側なんてバレバレ。その流れはこれからもっと加速します。
そんなメディアが頼りにしている広告も、すでに逆風が吹いていますよね。最近で言えば仮想通貨、ICO関連の広告がグーグルなどから排除されたりしています。
つまり、現代のユーザーは、より正確で、本当に自分のためになる情報を求めています。煽るような見出しを立ててアクセス数を稼ごうとする記事の悪意は見え見えなんです。
そんなことを考え出していた自分の前に現れたのがこの「ALIS」です。広告ではなく、みんなが『イイね』と思った良質な記事に相応の報酬が配られ、それを評価した人にもメリットが与えられるシステム。これこそが、腐りきったマスメディアを倒し、より良い情報を発信する世界の基軸媒体になるモデルだと思っています。
そんなこんなで長々と書きましたが、ようは『アリス頑張って』ってことです。このモデルはフェイクニュースとかでザワザワしている世界に一石を投じてくれると信じております。