どうも。まっきー。です
仮想通貨界隈がわずかに盛り上がってます。
「アメリカの大手金融ゴールドマンサックス(金男)がビットコイン取引を開始することを取締役会で決定したとニューヨークタイムズが報じた」。というニュースが日本に流れたからです。「数週間以内(開始日は未定)に自分たちの資金を使ってビットコイン先物の取引を開始する」といった内容でした。
おそらくこれが一因となりビットコインをはじめとする仮想通貨の価格が上がっています。そりゃあ、誰もが知るあのゴールドマンサックスが本格参入となると「もう、買うしかないやん!」と思う人が増えるのも必然ですよね。実際に、名の通った金融の専門家たちがコメントしていて、ビットフライヤーの代表取締役である加納裕三さんも『大きなニュースです。海外では証券取引所が仮想通貨を始めたのに続き、ゴールドマンのようなブローカーも参入。他の銀行も追従するでしょうね。最後に伝統的な投資家が本格参入したら、投資対象としての仮想通貨はエコシステムが完成です」とまでおっしゃっています。
ですがこのニュース、鵜呑みにするのは少し早いようで、ネットニュースでよくある、「大げさな見出しを立ててページビューを稼ぐ作法」がとられています。
「仮想通貨に参入」とは誇張表現で、実際には、ゴールドマンサックスは、12月から始まった先物取引市場に顧客の注文を取り継ぐ業務はすでにやっていて、今回のニュースの本質は、「上場された先物などを利用して仮想通貨と連動する契約を締結する」という内容なのです。
これはソースであるニューヨークタイムズの原文にきっちりと書かれていて、つまり、日本メディアが、一部をつまみ食い的に翻訳し、話題の仮想通貨業界に影響を与えてページビューを稼ぎたいという下心満載のニュースといえます。
まあ今回の記事で私が何を言いたかったのかというと、こういう投機手段に関するニュースは小さなモノでも相場に影響を与えます。それを面白がって、一見、大事のように報じて、人々の興味を引くためだけの情報が乱発します。
どんな形であれ、盛り上がっていくことは間違いない仮想通貨業界に少しでも関わっていくのなら、こういった、いわゆる「フェイクニュース」に惑わされず、本質を見極めていくことが大事だと思うのですね。私は。
なんかそれっぽく書けてしまった。失礼します。皆さんも踊らされないようにお気をつけて。