では、始めます。まずは古事記の上巻のこの部分。
高天原に神々が現れ、その神々の中のイザナギとイザナミが地上に降り立ち、結婚して国や神々を生む。イザナミは、火の神を生んだ時の火傷が元で黄泉の国へ。そこまでのお話です。
上巻
天地開闢 天地(あめつち)の創成、天地の初め
伊邪那岐命(いざなきのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)
二神の結婚
二神の国生み
二神の神生み
火神迦具土神(かぐつちのかみ)、カグツチ
古事記 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2021年8月10日 (火) 02:15
この部分が、「まほろばチャンネル 古事記 1 ~国生み~」youtubeで観られます。
ここで最初に現れた神々を表にまとめると下記のようになります。
●造化三神とは、高天原に最初に成り出た独り神の3柱。
●別天津神(ことあまつかみ)は、天地開闢(てんちかいびゃく)の時にあらわれた造化三神を含む5柱の神々。
●天津神(あまつかみ)は高天原にいる神々、または高天原から天降った神々の総称。神世七代(かみのよななよ)とは、天地開闢のとき生成した7代の神の総称。またはその時代をいう。別天津神の次に現れた12柱7代の神を神世七代としている。最初の二代は一柱で一代、その後は二柱陽神((男神)と陰神(女神))で一代と数えて七代とする。
●国津神(くにつかみ)は地(葦原中国)に現れた神々の総称
●葦原中国(あしはらのなかつくに)・とは、高天原と黄泉の国(死者の世界)の間にある世界(地上世界)。
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様々な神が生まれ、最期に登場する、伊邪那岐命(イザナギ)と伊邪那美命(イザナミ)は・・・
●天沼矛(あめのぬぼこ)で淤能碁呂島(おのごろじま)(淡路島)を作る。そこに御殿を建て国を生み出そうとする。
●二人の間に最初にできた子が水蛭子神(ヒルコノカミ)(恵比須信仰)・・・ヒルのような骨なしの子>葦の船に乗せ流してしまう。次に淡島が生まれるも不完全。>先に女から声をかけたのが良くない。やり直して結婚。その後、島や神々を生む。
●島を生む。
淡路島、四国(伊予の二名の島)、隠岐の島、九州(筑紫の島)、壱岐の島、津島(対馬)、佐渡の島、本州(大倭豊秋津島)・・・この8つの島=大八島國(おおやしまのくに)
●神々の生成。たくさんの神を生む。
家づくりの神・・・石や土の男神、石や砂の女神、家の戸口の神、屋根の神など
自然を司る神・・・海の神、河口の神、風の神、木の神、山の神、野の女神など
船の神、食物の神、火の神
●火の神を生んだ時>イザナミは、大やけどを負う。
その後も鉱山の神、粘土の神、灌漑用水の神、穀物生育を司る神が生まれる。
イザナミが火傷が元で亡くなり、悲しんだイザナギの涙から泣沢女神(泉の女神)が生まれる。
●イザナギは、イザナミを出雲の国と伯耆の国の境の比婆の山に埋葬する。
●イザナギがイザナミが亡くなる原因となる火の神(カグツチ)の首をはねると、刀剣に関わる様々な神が生まれた。火の神からは山の神々が生まれた。
カグツチとは、火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)・火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)と表記される。
神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神である。火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死んでしまう。その後、怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺された。
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ここに登場する神様を祭神とする主な神社は、
・多賀神社 (伊邪那岐命・伊邪那美命)・・多賀大社(総本社)全国に二百数十社。
・愛宕神社(迦具土神)・・・ 愛宕神社(京都総本社)全国に約九百社。
・秋葉神社(迦具土神) ・・・秋葉山本宮秋葉神社 全国に1129社。
・恵比寿神社(蛭子命(ひるこ・えびす)・・西宮神社 約3,500社の総本社。
つづく~
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